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一条工務店『i-smartⅡ』の住み心地や後悔ポイント、高気密高断熱住宅の家づくりのノウハウについて紹介します。

一条工務店「全館床暖房」のデメリットと言われる無線LAN(Wi-Fi)は本当に繋がりにくいのか?検証してみた

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こんばんは。Aoiです。

インターネットが普及した現代では自宅でWiFiルータを使用して無線LANで家中どこでもインターネットを使用できる環境にしている方は多いのではないでしょうか。

 

一条工務店の家では全館床暖房の影響で1階と2階のWiFiが繋がりにくいというデメリットがあります。

 

本当にそうなのか、我が家の状況についてお伝えしたいと思います。 

なぜ繋がりにくいのか?

Wi-Fiというのは便利な反面、非常に障害物に弱いという特徴があります。特に金属やコンクリートの壁なんかではその特徴が顕著に見られます。

 

一条工務店では全館床暖房が標準仕様となっており、収納・階段以外は全て床暖房が入っています。以下画像のようにアルミ製の温水式暖房パネルが敷き詰められており、この影響でWi-Fiの電波が妨害されるという事象が発生します。

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よく「銀世界」と称されるこのアルミパネルですが、「銀世界」とは雪が一面に降り積もった様を言いますのであまりピンと来ません。

我が家のルーター設置場所

階段の裏側にある書斎に情報ボックスを採用して中にルーターを設置しました。以下赤枠の箇所です。

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ボックスなので外から見えないためスッキリします。

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中身はこんな感じで通信機器と配線がまとまっています。

 

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階段部分は床暖房が敷設されないため、階段と隣接した場所にルーターを設置することで1階にもWi-Fiを行き届きやすくします。

我が家のプロパイダ及び使用機材

・プロパイダ:ビッグローブ光

・Wifiルーター:NEC Aterm WG2600HP2 

【仕様概要】

・最大1733Mbps(5GHz帯)+800Mbps(2.4GHz帯)の超高速通信

・内蔵アンテナ4本

・ビームフォーミング機能あり(対応端末に向けて集中的に電波送信する機能) 

Aterm WG2600HP2 | 製品一覧 | AtermStation

通信速度と安定性に定評のあるルーターです。

 

我が家の通信速度の状況について

通信速度を測定した使用アプリはアップルのSpeedtestというものです。iphoneを使用しています。時間帯は夕方ぐらいです。

通信規格:5Ghzのa

5Ghz帯では高速でつながりやすい反面、障害物に弱いという特徴があります。

2階は下り317Mbps、上り396Mbpsとかなりいい結果が出ました。

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1階のリビングでは下り53.8Mbps、上り18.7Mbpsとかなり悪化しましたが、使えないレベルではありません。

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しかし、場所や時間帯によってはかなり遅くなり、不安定です。

通信規格:2.4Ghzのg

2.4Ghz帯では障害物に強く電波が届きやすい反面、いろんな製品に使われている帯域なので混雑や不安定になりやすいという特徴があります。

2階では下り100Mbps、上り108Mbpsとなりました。

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1階リビングでは下り40.7Mbps、上り28.7Mbpsとなりました。悪化しましたが、5Ghz帯域ほどではありませんでした。

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対策

場所や時間帯によっていはスピードが遅くなったり、不安定となるため、対策として中継器を設置しました。床暖房が敷設されていない階段の折り返し部分に設置して1階全体にWi-Fiを行き届きやすくしました。

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中継器設置箇所

まとめ:ルーター設置箇所の工夫と中継器の使用を推奨!

今回は一条工務店「全館床暖房」のデメリットと言われる無線LAN(WiFi)が繋がりにくいという点について、我が家の状況をお伝えしました。

 

床暖房のアルミパネルの影響で無線LAN(WiFi)が1階と2階で繋がりにくいとよく言われていますが、我が家の場合は数値で見ると繋がりにくいと感じることはありませんでした。

 

ただし、時間帯や場所によって不安定となるため、あとから中継器を階段部分に設置しました。安定感は増したかなと思っています。

 

これから建てられる方は以下対策を推奨します。

①階段と隣接する場所にルーターを設置する

②階段の途中に中継器を設置する

こうすることで、1,2階全体にWi-Fiが行き届きやすくなります。

 

本日は以上になります。