こんばんは。Aoiです。
家を買うときに必ず付いて回る外構工事計画。おしゃれな外構にしたいけど、建物本体の価格が予算オーバーになり、外構に回すお金がない!という方も多いと思います。外構も家の一部と考えて予算取りと設計をすることが重要です。
と言いながら一条工務店にて建設した我が家も建物本体価格がかなり予算オーバーとなってしまいました。
今回の記事ではそんな我が家の
・外構工事計画の最終図面
・詳細見積
・外構メーカーの選定について
・設計時の注意点
について紹介します。
【前回記事】
最終図面及び外観パース
最終の図面とパース図面(立体にしたもの)を紹介します。
Before
奥に緑が少し見えますが、正面は土間コンクリートが多くて緑がなく、かなり無機質で冷たい感じがします。一条工務店の暖かい家が寒いイメージになってしまいます。
After
土間コンクリートを減らして駐車スペースの真ん中にリュウノヒゲを植えることにしました。庭部分には芝生と花壇がありますが、玄関横にも花壇を設置しました。駐車スペース回りは砂利ではなく、瓦チップを敷き詰めることにしました。
花壇2カ所と玄関アプローチは同じピンコロを設置することで統一感を出しました。
こちらがピンコロと瓦チップのサンプルです。
Beforeの無機質な感じとは一転して、緑があって明るく温かみのある外構になりました。大変満足です。
最終見積 前回との比較
Before
①土間コンクリート 713,000円
②アプローチ工事 185,250円
③カーポート設置 2台分 積雪1.5m対応 480,000円
④砂利敷き 85,800円
⑤花壇設置 Φ1m 90,160円
⑥芝張り 67,650円
⑦物置設置 154,950円
⑧乗入口工事 420,150円
⑨重機回送費 30,000円
⑩諸経費 173,040円
消費税 192,000円
合計 2,592,000円
ここから何とか予算200万円に抑えようと奮闘しました。
After
赤色・・・値上がりした部分
青色・・・値下がりした部分
①土間コンクリート 578,950円
②アプローチ工事 10.5㎡ 185,250円
③カーポート設置 2台分 積雪1.5m対応 480,000円
④砂利敷き 187,300円
⑤花壇設置 172,820円
⑥芝張り 0円
⑦物置設置 0円
⑧乗入口工事 24条申請 開口部6m 315,000円
⑨重機回送費 30,000円
⑩諸経費 160,680円
⑪値引き -110,000
消費税 160,000円
合計 2,160,000円
ポイントとしては、高値になる土間コンクリート部分を極力減らしてその分砂利、瓦チップを増やしました。瓦チップは砂利と違って明るい感じになりますが、価格はほぼ同等とのことでした。
芝は山砂入れのみやってもらい、自分で植えることにしました。物置も自分でホームセンター等で頼んだほうが安いということがわかったので除外しました。
⑧乗入口工事は前回の概算では42万円でしたが、仮契約後、24条申請を行い実際の費用を算出したところ10万円程下がりました。工事内容としては歩道の縁石除去や表層工です。
あとは値引き頑張っていただき、消費税抜きではありますが、予算200万円達成することができました。
高いと感じたのは③カーポート設置ですね。積雪対応のものがここまで高いとは予想外でした。でもないと困りますね。車の雪おろしほど大変な作業はないですからね。あと車のガラスに霜がつかなくなるのは大きいですよね。今アパートなので朝大変です。
また、安くなったとはいえ乗入口工事は高いと感じてしまいますね。
道路法24条申請とは?
「道路管理者以外の者が、道路に関する工事を行う場合には、道路管理者の承認を受ける必要があります。工事の承認を受けるためには、道路法24条工事施行承認申請書を出張所・管理係へ提出してください。なお、工事に対する費用はすべて申請者において負担していただくことになります。」
といった内容となります。
外構メーカ選定について
我が家では24条申請があったのと、引き渡し後すぐに引っ越したかったので、建物本体工事と同時に進めて引き渡しまでに外構工事を終わらせてもらいたかったので、タカノ一条ホームのグループであるタカノ建設の外構部門に依頼することにしました。
外構業者も調べればたくさん出てきますので、相見積を取って比較することをおすすめします。
今は冬場なので雪の状況によっては引き渡しまでの外構工事完了間に合わない可能性があります。祈るしかないですね。土間コンクリートはどちらにしても気温が低い冬場は打設できないため春先になります。砕石とカーポートのみ設置してもらいます。
支払いはすべての工事完了してからになるので春先でよいとのことでした。出費がかさみますので大変ありがたいですね。
設計時の注意点は?
たいていの方は建物本体の設計が完了したあとに時間をかけて外構の検討に入る方が多いと思います。
私も同様で建物の設計が完了してしばらくしてから外構の話を進めていましたが、当初は芝生を植えるつもりはなかったのですが、芝生に魅力を感じて植えると決まったので急遽水栓の位置を変更しました。まだ間に合う時期だったので良かったです。
また、外構設計中には気づけなかったのですが、外構工事開始前に雨水桝が玄関アプローチのピンコロにかぶっていることが発覚しました。
対処方法としては以下2点があり、後者を選択しました。
・ピンコロに切り欠きを入れる
・雨水桝をカットしてコンクリに埋める
雨水桝の位置は建物設計中に決めますのでそのときに外構のことも併せて検討する必要がありました。
↑ロープがピンコロの設置位置。桝とぶつかっているのがわかります。
ほかにも我が家の土地は高低差があるためか土間コンクリートの水勾配をつけるのに、深基礎の影響で4段になったポーチ階段のうち1段が埋まってしまいました。
このポーチ階段追加と側面タイル追加でオプション2万円程かかっているのです。最初からわかっていればこの費用は発生しなかったものと思います。
また、外構でどのようなことをするかによってコンセントの位置も決まってくるかと思います。
まとめ
費用を抑えるためのポイントまとめ
・高額となる土間コンクリートを極力なくすために砂利または瓦チップを敷く
・物置設置は自分でホームセンターで購入したほうが安くなる
・芝張りは自分で簡単にできるので自分で行う
・殺風景にならないように車2台の駐車スペースの間にリュウノヒゲを植える
設計時の注意点まとめ
・外構アプローチのピンコロに雨水桝がかぶるということがあるので桝の位置に注意する
・土間コンクリートの水勾配をつけるためにポーチ階段が埋まってしまう可能性がある
・建物の設計時に決めるコンセントの位置は外構で何をするかを前もって十分に検討して決めていく必要がある
・建物の設計時に決める外部水栓の位置は外構で何するかを前もって十分に検討して決めていく必要がある
冒頭でも言いましたが、外構も家の一部と考えることが重要です。
外構の検討は後回しにする方が多いかと思いますが、建物本体の設計と並行して外構も十分に検討しないと後々後悔する可能性が高いです。
家の間取りがほぼ確定した段階で外構の検討および業者との話を進めることを推奨します。
本日は以上です。
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