こんばんは。Aoiです。
注文住宅の家づくりにおいて重要なのが以下の4点です。
・設計から建設までを請け負う住宅会社(または設計事務所)の選定
・住み心地に直結する間取り設計
・支払い不能に陥らないための資金計画
・自分に合った立地条件の土地選び
これらの情報を簡単に各社から得ることができるのがタウンライフ「家づくり計画書」のサービスです。私も家づくりを進めるにあたり利用したことがあります。
本記事では
・タウンライフ「家づくり」計画書のサービスがどのようなものか
・実際に利用してみて感じたメリット・デメリットと注意点
について書いていきます。
結論を申しますと、忙しくてなかなか家づくりにかける時間が取れない!という方にはすごくおすすめのサービスです。逆にじっくり自分で調べて足を運んで進めていきたいという方にはおすすめしませんので依頼しないでください。
- タウンライフ「家づくり計画書」サービスの仕組み
- 実際に利用してみた:依頼方法とポイントについて
- 実際に依頼してみて感じたメリット
- 実際に依頼してい見て感じたデメリット
- 見積確認の注意点:建物本体価格だけでは家は建たない!
- まとめ:自分のペースで進めたい方にはおすすめできないが、家づくりの時間がなかなか取れないという方にはおすすめのサービス!
タウンライフ「家づくり計画書」サービスの仕組み
仕組みは上図の通りとなります。
①タウンライフHPにて地域、家族構成、希望する広さ・予算・間取り等を入力して希望する注文住宅会社を複数選択して依頼
②タウンライフが各注文住宅会社に依頼
③各注文住宅会社からあなたの希望を基に直接メールか郵送にて資料を提示
完全無料で簡単に各注文住宅会社から資料の提示を受けることができます。
得られるものは?
主に以下4点となります。
・あなたの希望を基に作成された間取りプラン
・プランに沿った費用総額の見積(資金計画書)
・土地情報
・カタログ
↑公式HPより流用
また、「成功する家づくり7つの法則」という書籍をデータでいただくことができます。間取りやデザイン、外構のことなど具体例を挙げて説明されており、かなり勉強になることが多かったです。これだけでも依頼する価値があります。
参入しているハウスメーカー
・積水ハウス
・セキスイハイム
・トヨタホーム
・三井ホーム
・大和ハウス
等、誰もが聞いたこのある大手ハウスメーカーから地場の工務店、ビルダー600社以上が参入しています。
↑公式HPより。参入している大手ハウスメーカー一覧
実際に利用してみた:依頼方法とポイントについて
上記画像の項目を入力していきます。
ポイントは自由欄に希望することを事細かく記載することです。要望はざっくりとしながらもなるべく記入するようにしましょう。
決まった土地がある方は土地情報添付するか、しないのであれば必ずどのぐらいの広さなのかと立地条件を記入するようにしましょう。※土地情報の添付は必須ではありません。
間取りというのは十人十色。
・なぜ家を建てたいのか
・どのような暮らしがしたいのか
・何を優先させるのか
ご家庭ごとに考えが異なります。
設計者はこれに加えて
・通風
・採光
・動線
・収納率
・構造
・外部の視線
・住設 等
を限られた予算の中で考えなくてはなりません。
希望の間取りに近いものが届くかどうかはどれだけ自分の思いを伝えられるかにかかっています。
間取り図を作成する設計者、見積を作成するであろう営業担当者を迷わせないためにもなるべく詳細を自由欄に記載するようにしましょう。
残りはあなたの情報入力と希望する会社を選択します。
我が家の入力例
入力する際の参考にしてください。
間取りについての入力欄(すべて選択式)
・希望世帯→1世帯
・何階建て?→2階建て
・計画住宅に住む人数→大人の数:2名、子供の数:2名
・何LDKを希望されますか?→3LDK
・希望の家の広さ→40坪
・LDKの広さ→22帖
・水回りについてお聞かせください→使い勝手を重視したい
資金計画入力欄
・土地の大きさ→60坪
・希望の総予算→3,000万円
・その他希望・要望事項(自由欄)
①希望間取りは3LDK+書斎+ランドリールーム(スペース)
②建坪は35~40坪
③太陽光発電システム搭載希望、なるべく大容量のものを
④土地は16m×14m、交差点の角地で東向き
⑤予算は太陽光発電なしで)総額3,000万円まで
⑥リビング吹き抜け
⑦性能重視(機密性・断熱性・耐震性)
⑧LDK床暖房
⑨リビング階段
⑩1階にウォークインクローゼット
⑪収納多めに
⑫東玄関
⑬廊下は極力無くす
実際に依頼してみて感じたメリット
各社ノウハウのある間取り図を得られるのは参考になる
間取り図というのは自分で考えるには限界があります。
前項でも書きましたが、限りある予算のなかで以下のようなことを考えて作成しなければいけないため、やはり最終的にはプロ(設計事務所か住宅会社)に依頼することになる方が多いです。
・広さ
・立地条件
・通風
・採光
・動線
・収納率
・構造
・外部の視線
・住設 等々。。
また、各住宅会社得意な工法が違いますので、得意な間取りというのも違ってきます。
木造住宅の主な工法と特徴を簡単に説明します。
・木造枠組壁工法(ツーバイフォー)
アメリカ生まれの工法。2×4インチの角材で作った枠に合板を合わせたパネルを組み合わせて建築する。耐震や気密性能に特化。構造上必要な耐力壁が多く必要となり、間取りの制限ができる。将来リフォームする際にも制約ができる。
・木造軸組工法(在来工法)
日本の伝統的な工法。土台・柱・梁・桁・筋かいなどの木の軸で建物を支え壁をあまり必要としないため間取りの自由度がある。
・ハイブリッド工法
木造枠組壁工法と木造軸組工法の長所を取り込んだ工法。木造軸組工法に特殊な金物を使用したり、合板を合わせて強度を高めたもの。
注文住宅会社選択する際に対応可能工法の記載があるのでチェックするようにしましょう。希望する工法があれば依頼する際に記入するようにしましょう。
ここで依頼した住宅会社で建てなかったとしても、こうした各社のノウハウが入った間取りの情報を得られるというのはかなり参考になります。これだけでも依頼する価値があると思います。
簡単に依頼して各社から情報を得られる
現代人は仕事や育児に追われてなかなか時間が取れない方が多いですよね。タウンライフはそういった方々の助けにあるサービスです。
簡単に希望する項目を入力するだけで各社から情報が得られるというのはメリットの一つではないでしょうか。
いざ家づくりを始めようとしてもなかなか進められないという方にはおすすめです。
ただし依頼する前に自分の要望することをある程度まとめておく必要があります。ざっくりとした内容であればあるほど帰ってくる情報もざっくりとしたものになります。逆に細かい内容であればあるほど自分の希望に近い間取りや詳細な見積が届きます。
強引な営業はなかった
いざ依頼するときは「怒涛の営業電話がかかってくるのでは・・・。」と思い恐る恐る依頼したのを覚えています。
しかし実際は3日経っても音沙汰なし・・・。逆に心配になるほどでした。
依頼したのは4社ですが、4日目でようやく1社から電話がかかってきたり、その後メールや郵送で資料が届きました。
カタログだけ送付してくるところもありました。
引越しの一括見積を依頼したときは怒涛の電話連絡が来たのですが、家づくりの特性上、引っ越しのようにすぐに決めるといったものではないので、そこまでしつこい営業が来ないのかもしれません。もしくはタウンライフとそのような取り決めをしているのではないかとも思いました。
強引な営業はなかったので届いた資料をじっくりと見て質問があればこちらから問い合わせたり、気になる会社があれば実際に展示場を見てみたりと自分のペースで次のステップに進めるのでメリットだと感じました。
ただし、住宅会社から直接連絡が来る関係上、住宅会社によって対応が異なる可能性があります。メールだけでのやり取りを希望する場合は自由欄にコメントするといいかもしれません。
実際に依頼してい見て感じたデメリット
直接会って話していないのでこちらの希望が完全に伝えきれない
なかなか文章だけですべてを伝えるというのは難しいものです。私も希望はなるべく伝えたつもりでしたが、いざ届いた間取り図はLDKに収納がいまひとつなかったり、あまり必要と思わなかった玄関収納が大きく取られていたり、玄関がやたらと広かったりしていました。
・どこにどのくらいの収納がほしいか
・各箇所のざっくりとした広さ
といったところを伝えるべきだったなと後悔しました。
デメリットとして書きましたが、詳細を伝えることで解消されます。
見積確認の注意点:建物本体価格だけでは家は建たない!
見積が建物本体価格一式で届く会社がありました。
家は建物本体工事だけでは建ちません。ざっくりですが、総額に対して以下のような割合になります。
・建物本体工事:7割
・その他(申請費用・付帯工事・標準仕様外・外構他):3割
我が家の例では我が家の内訳は以下のようになりました。
(1)建物工事費用合計:34,164,344円
【内訳】
①建物本体工事
23,949,167円
②建築申請・その他業務諸費用
349,100円
③付帯・屋外給排水・雨水排水・浄化槽・ガス配管工事
934,200円
④標準仕様外/太陽光発電関連
5,774,685円
⑤預り金
800,000円
⑥出来高清算の値引き
-173,500円
⑦消費税(8%)
2,530,692円
(2)外構工事費用:2,160,000円
(3)上下水道関連費用:970,560円
(4)その他費用合計:1,175,106円
【内訳】
①カーテン:41,476円
②引っ越し費用:27,000円
③火災保険10年分:102,230円
④住宅ローン事務手数料:712,800円
⑤フロアコーティング:291,600円
費用合計:38,470,010円
このように注文住宅では建物本体価格以外にこれだけの費用がかかるのです。
支払うお金以外に戻ってくるお金もあります。(預り金清算やZEH補助金等)
詳細は以下記事をご参照ください。
各社から届いた見積を鵜呑みにするのではなく、どこまでの費用が計上されているのか確認するようにしましょう。
いきなり訪問してくる会社もあった
何度も電話をしてくることや強引な営業があることはなかったのですが、何の連絡もなくいきなり訪問してくるところもありました。
ご飯、お風呂どきの忙しい時間帯だったので正直迷惑でした。
会社や人によってはこのような状況になりかねないので自分のペースで家づくりを進めたいという方にはおすすめできないかもしれません。
まとめ:自分のペースで進めたい方にはおすすめできないが、家づくりの時間がなかなか取れないという方にはおすすめのサービス!
私の場合はそれほどではなかったのですが、一括見積サービスの特性上、どうしても会社や人によってはしつこい営業が来ることが予測されます。気になる住宅会社には自分からアポを取って自分のペースで家づくりを進めたいという方にはおすすめできないサービスです。
逆に各社ノウハウの詰まった間取りや見積情報等を手軽に入手することができるタウンライフ「家づくり計画書」のサービスは家づくりを考えているが仕事や育児に追われてなかなか進められない!という方に大変おすすめなサービスです。
注意点としては
・依頼する際に極力希望することを詳細に伝える
・見積は鵜呑みにせずどこまでの費用が計上されているのか確認する
といったところです。
特に金銭面的に損することはありませんし、仮に成約となった場合には10万円プレゼントされるということもありますので、ぜひご利用を検討してみては如何かと思います。
↑タウンライフ「家づくり計画書」はこちらから
↑外構プランの依頼こちらから。外構も家の一部です。同じく各社のノウハウを取り込みましょう。
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