こんにちは、Aoiです。
今回は床暖房使用上の注意点をまとめて紹介します。基本的にはメンテナンスマニュアルに書かれていることがほとんどになりますが、見るのも面倒くさい!という方もいらっしゃると思いますので書いてみます。私の考えも若干盛り込んであります。
- 稼働前に不凍液の液量確認と補充を!
- 稼働時、家全体が冷え切っているときは設定温度を高めに!
- カーペットやラグを敷くときは床暖房対応のものを
- ピンなどは絶対に刺さないように!
- 重量物を置く場合は緩衝材を敷くようにする
- コンセントは抜かないようにする
- 灯油ボイラー式の場合は元栓の開閉が必要
- 最後に
稼働前に不凍液の液量確認と補充を!
床暖房稼働前に室外機の給水タンクに不凍液を補充するようにしましょう。最近は寒冷地以外では水道水になっているようです。
不凍液が減っている状態だと床暖房の効きが悪くなるようです。
我が家の場合は1シーズン(昨年12月末から4月中旬まで稼働)で1リットル以上減っている状態でした。
減っている状態だとエラーメッセージが発せられるようですが、出ていなくても毎年稼働前には確認して補充するようにしましょう。
交換方法は以下を参照ください。
稼働時、家全体が冷え切っているときは設定温度を高めに!
メンテナンスマニュアルでは以下の通り記載があります。
家全体が冷え切っている状態から使う場合は、家が暖まるまで、設定温度を35℃~40℃と高めに設定し、24時間連続運転を行いましょう。家全体が暖まった後は、輻射熱の効果で低い温度でも暖かく感じます。
家の躯体が冷え切っている状態だと床暖房を稼働してもなかなか暖まらないので、設定温度を極端に高くする必要があります。
逆に言うと外気温がそれほど低くない状態で早い時期から床暖房を稼働させる場合はそこまで設定温度を高くする必要はありません。よく床暖房のデメリットとして瞬発力がないと言われていますが、躯体が冷え切っている状態での話です。晩秋から早めに稼働させることでこのデメリットは解消されます。
床も冷たくなく、消費電力も多くないのでおすすめですよ。詳しくは以下記事をご参照ください。
カーペットやラグを敷くときは床暖房対応のものを
カーペットやラグを敷くと床から上がる熱気流が遮られて床暖房の性能が十分に発揮されなくなります。敷く場合は必ず床暖房対応のものを使用するようにしましょう。
我が家もリビングやキッチンに床暖房対応のラグ・マットを敷いています。ほんのり暖かくなって気持ちいいです。床の保護にもなりますのでおすすめですよ。
人気の珪藻土バスマットは床暖房対応ではないので使用しないときは必ず立て掛けるようにしましょう。我が家でも使用しています。
ピンなどは絶対に刺さないように!
こちらは床暖房温水パイプの配置図ですが、かなりの範囲で張り巡らされているのがわかります。畳の上に茣蓙などを敷く場合に画びょうやピンを刺さないようにしましょう。稀にそのような方がいらっしゃるようです。
ヘッダーボックス上部(赤丸箇所)にも温水パイプが走っています。空いている個所なのでなにかを飾りたくなりますが、画びょうやピンは絶対に刺さないようにしましょう。
重量物を置く場合は緩衝材を敷くようにする
ピアノ等重量物を置く場合は必ず荷重を分散させるために緩衝材を敷くようにしましょう。床下の温水パイプに負荷がかかり影響が出る可能性があります。
コンセントは抜かないようにする
長期間運転を停止する場合、建物の高低差により、配管内に空隙が増え、次のシーズンの運転開始時に動作不良になることを防止するために、オフシーズンにおいても自動的に不凍液の循環をする機能があります。室内機から電源を取っているため、室内機のコンセントは抜かないでください。
RAYエアコン、ヘッダーボックス内の電源コンセントは抜かないようにしましょう。
どうしても節電のためにコンセントを抜きたい!という方はヘッダーボックス内の元栓を閉めるようにしてください。
灯油ボイラー式の場合は元栓の開閉が必要
灯油式床暖房を使用の場合は暖房シーズンの始まりにはヘッダーボックス内の元栓を緩め、終わりには閉める必要があります。
一週間程度の運転停止では元栓を閉める必要はありません。リモコンの電源操作で問題なしです。
最後に
今回は一条工務店「全館床暖房」の使用上の注意点についてまとめて紹介しました。
冬季における住み心地を大変よくしてくれる床暖房ですが、知らなければ大変なことになる項目もありますのでしっかりと頭に中に入れて床暖房ライフを送っていただきたいと思います。
本日は以上になります。