こんばんは。Aoiです。
早いもので一条工務店「i-smart」に住み始めてから1年が経ちました。これまでの生活とは雲泥の差でとにかく「快適」の一言です。
当ブログでは一条工務店の住み心地についてたびたびレビューをしてきましたが、本記事でまとめてお伝えしたいと思います。
- 冬季における全館床暖房生活が快適過ぎる
- トリプル樹脂サッシの性能がよく目立つ結露は発生しない
- 夏季は低燃費でエアコン全館冷房を実践できる
- 中間期(春、秋)は早い時期から日射によってオーバーヒートが発生する
- アレルギー性鼻炎が発症しなくなり、風邪も引きにくくなった
- 一条工務店オリジナルの住設は収納力があり助かっている
- ハニカムシェードが体感できるレベルで素晴らしい性能だった
- 電気代がアパート時代よりも安くなった
- まとめ:一条ハウスは本当の健康住宅!
冬季における全館床暖房生活が快適過ぎる
出典:全館床暖房|テクノロジー|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】
やはり一番よかった点は冬季における全館床暖房の生活です。今まで体験したことがなかったので、全館ほぼ均一の室温というのがこれほど快適だとは知る由もありませんでした。
「全館床暖房なんて過剰設備だ!」と言われる方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。その人はきっと全館床暖房を体験されていない方でしょう。
人間は温度差によって寒さを感じます。廊下等、室温が違う箇所があると床を這うように居室に冷気が流れてきてどうしても寒さを感じてしまうのです。一条工務店の全館床暖房では温度設定のコントロールが若干必要なものの、家の中で寒さを感じる箇所がないので本当に快適です。また、トイレやお風呂もそこまでの寒さを感じませんので快適ですし、ヒートショックの懸念もなくなり健康的な生活を送ることができます。
一条工務店の業界トップクラスの性能(高気密・高断熱)と相まって低燃費で床暖房を稼働させることができます。
床が冷たくないというのも快適に感じるポイントです。
私の実家はもうすぐ建って20年の鉄骨住宅なのですが、このように暖房の効いたリビングの床温度は16.3℃となっています。玄関ホールは11.9℃です。
この日は最高気温10℃でこの時期にしては暖かい日でしたが、寒波が来たときはさらに床は冷たくなります。
これでは底冷えする寒さを感じてしまいますし、室内の中で上下の温度差がかなりある状況になります。
一条工務店の床暖房ではほぼ床温度=室温となっており、22~23℃程度です。床だけでなく、躯体が暖められますので壁や天井も暖かさが伝わり、上下の温度差のムラがなく、寒さを感じません。邪魔なスリッパは履かずに裸足での生活です。
一条工務店の家に住んでからは特に実家に帰りたくなくなりました。これはデメリットと言えるかもしれませんね。。底冷えする寒さもそうですし、居室だけがストーブで暖められて廊下、トイレ、お風呂場は極寒です。ドアを開けるたびに多量の冷気が流れてくるのがわかります。
個人的に一番懸念していた室内の乾燥というのも我が家には当てはまりませんでした。一番の理由は住んでいる地域(富山県)が冬季における湿度が全国的に高い傾向にあるからだと推測しています。加湿器は稼働させるのも面倒で掃除も大変ですし、場所も取りますので、いいことないので使わなくて済んだのは本当によかったです。
トリプル樹脂サッシの性能がよく目立つ結露は発生しない
出典:高性能窓&サッシ「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」|テクノロジー|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】
一条工務店では「i-smart」他、各商品においてトリプル樹脂サッシが標準仕様となっています。これが凄い性能でペアガラスのアルミサッシと比較してU値が約5倍となっています。
もちろん窓の断熱性能の高さを感じていますが、それよりも特に凄さを感じたのが冬季において結露がほとんど発生しないことです。
アパートに住んでいたときは結露が凄まじく、特に寝室は無暖房だったので常時結露しており、ぞうきん1枚でも事足りず、拭くのも億劫になって放置していたところ、壁紙とカーテンにカビが発生して「こんな環境で子供と一緒寝て大丈夫なのだろうか?」と感じたものです。家づくりを始めた理由の一つでもありました。
一条工務店の家に住んでから2度目の冬を過ごしていますが、全室において窓の結露はほとんど発生せず、若干発生するときはあるものの、昼間のうちに乾いてしまう程度です。もちろんカーテンにカビが生えるということもなく、健康的な生活を送ることができています。
たまに同じ一条工務店の家に住んでいる方で「窓の結露がひどい!」と言われる方がいますが、理由はおそらく加湿器を稼働させすぎて過加湿になっているからだと感じています。(極寒の地域は除く)
夏季は低燃費でエアコン全館冷房を実践できる
5月末頃からエアコン1台での全館冷房を試してみました。今は未使用の6帖の子供部屋にエアコンを設置して24時間フル稼働させて全館冷房(除湿)しています。
本記事の通り、おおむねうまくいったのではないかと思っています。猛暑日は1階が冷え切らないときがありましたので1階のエアコンも補助的に使用するといった運用です。日射熱がひどいので来夏は日射対策をして挑みたいと思います。
一条工務店の家では簡単に低燃費で全館冷房を実践できますのでおすすめです。
中間期(春、秋)は早い時期から日射によってオーバーヒートが発生する
一条工務店の家は性能がよく日射熱の影響を受けやすいです。日射熱取得量が熱損失を上回ると空調設備を使用しなくても良い中間期(春、秋)においても早い時期で室内がオーバーヒートを引き起こしてしまいました。
こちらは我が家の外観ですが、一条工務店の「i-smart」では原則総2階建てとなるため、このようにキューブ型となり、2階建ての場合は軒で日射遮蔽することが難しいです。室内をオーバーヒートさせないためにも日射を外で遮蔽させることが必要です。庇や日よけシェードといった、軒以外での日射対策を検討するべきです。
一条工務店では標準のトリプル樹脂サッシはLow-Eガラスとなっており、遮熱効果を期待してとりあえず1シーズンは何も対策せずに過ごしてみましたが、効果のほどはあまり感じず、日射熱の影響がかなりあることを身をもって知りましたので、南側の掃き出し窓に日よけシェードを取り付けました。
アレルギー性鼻炎が発症しなくなり、風邪も引きにくくなった
私はアレルギー性鼻炎持ちで今までよくハウスダストや花粉等のアレルゲンによって鼻炎が発症していました。学校や会社に行くときはティッシュはかかせませんでした。
これが一条工務店の家に引っ越してからは1回も発症しなくなりました!「こんなことってあるの?」って感じで自分でも驚愕しています。
基本的に窓を開けない生活で全館空調を行っています。換気は一条工務店標準仕様の熱交換換気システム「ロスガード90」で24時間計画換気を行っています。
温度交換率90%という世界最高レベルの性能を誇っている点をアピールしていますが、私の場合は高性能フィルタによって花粉やPM2.5といったアレルゲンを99%除去して綺麗な空気を室内に循環させてくれるところに恩恵を受けています。
一条ハウスは本当に人を健康にしてくれる家だなと感じています。
(新築なので掃除を頻繁にするようになったというのも大きな理由かもしれませんが。。)
出典:熱交換換気システム「ロスガード90」|テクノロジー|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】
夏は24時間全館冷房で全館相対湿度を60%以下にしてカビ・ダニの発生を抑制しています。これも体調をよくしてくれている要因の一つです。
冬は24時間全館床暖房です。どこにいっても寒さを感じないというのは免疫力の低下を防いでくれて風邪を引きにくくしてくれているのではないかと思います。今冬は子供が1回引いたぐらいで私も妻も1度も引いていません。インフルエンザも会社で大流行して学校なら学級閉鎖レベルだったのですが、移りませんでした。
元々風邪を引きやすい体質なのですが、一条ハウスのおかげで風邪を引きにくくなっているのではないかと思っています。偶然かもしれませんが、必然かもしれません。
一条工務店オリジナルの住設は収納力があり助かっている
一条工務店はほぼすべての住設を自社のオリジナルブランドとして投入しています。フィリピン工場で一括生産することでコストを抑えています。
この住設の収納力が素晴らしく、モノが多い我が家では大変助かっています。
・キッチン、カップボード(オプション)
・洗面所
・テレビボード(オプション)
・システムクローゼット、WIC、押し入れ
・シューズボックス
・ブックシェルフ
これらすべてオリジナル商品で収納力バツグンです。一部オプションがありますが、ほとんど標準仕様です。
システムクローゼットは棚のサイズが決まっているので少し使いづらいこともあり、意外と押し入れのほうが良かったのではないかと思うところもあります。サイズや種類は自由に選べますのでご家庭に合う収納を採用することができます。
ハニカムシェードが体感できるレベルで素晴らしい性能だった
一条工務店の「i-smart」「i-cube」では全窓にハニカムシェードが標準仕様となっています。ハニカム状の断面をしたロールスクリーンで窓と部屋の間に断熱層を形成して窓の断熱性を底上げしてくれます。全窓どころかなぜか勝手口にも取りつきます。
トリプル樹脂サッシは世界レベルの高性能なのですが、開口部なのでどうしても壁面と比較すると断熱性が弱くなります。外気が氷点下になるとサッシ部分の表面温度は8~9度ぐらいになります。特に下部まで開口部となっている掃き出し窓では近づくと冷気を感じます。
ハニカムシェードを全閉することで体感できるレベルで冷気(コールドドラフト)を感じなくなります。これが標準仕様というのは拍手喝采です。
電気代がアパート時代よりも安くなった
我が家は北陸電力と契約しており、電力量料金は上図の通りです。
電気代はこのように推移しています。
アパート時代は電気・ガス代含めて夏場は1万円オーバー、冬場は2万円オーバーとなっていました。
我が家は太陽光発電システム10.5kW搭載しており、余剰売電なので昼間の発電は自己消費に回ります。それを加味しても同等かそれ以下の電気代となっています。
家の広さは倍以上で24時間全館空調等、これだけ快適な環境の中で生活できているにもかかわらず、この電気代なのでものすごく満足していますし、一条工務店の性能の良さを実感しています。
まとめ:一条ハウスは本当の健康住宅!
今回は一条工務店「i-smart」に住んでから1年が経過しましたので住み心地の総括としてお伝えしました。
久しぶりに文字数が多くなってしまいましたが、この文字数の分だけの快適さがあり、伝わりましたら幸いです。
間取りの制限や他メーカの設備が選びにくいなどデメリットも多いメーカではありますが、「住み心地」という1点に関しては最高のメーカだと思います。
一条工務店は地球にも人にも優しい本当の健康住宅だと感じます。
住宅メーカの中では価格は高いほうに部類され、最近は坪単価の値上げがあるようですが、価格以上の価値があると思っており、建てて本当によかったと心底思っている次第です。
本日は以上になります。