Aoiのi-smartで快適ライフ

一条工務店『i-smartⅡ』35坪の家、2018年1月完成しました。注文住宅の家づくりに関すること、一条工務店の住み心地等について紹介します。

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大手ハウスメーカー12社の性能(Q値、C値、UA値)と坪単価まとめ

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こんばんは。Aoiです。

前回紹介したオリコン顧客満足度「ハウスメーカー注文住宅ランキング」において利用者が最も重要視した項目において「住居の性能」が1位となりました。

近年の自然災害によるエネルギー不足問題や地球環境問題が取り沙汰されている影響で「価格」や「デザイン」といった項目よりも「性能」を重視する方が増えてきているのではないかと思っています。

 

そこで今回は大手ハウスメーカーの性能(Q値、C値、UA値)と参考までに坪単価をまとめてみましたので紹介します。

対象は以下の通り全12社住宅生産振興財団の会員企業11社+全国展開している一条工務店となります。

・積水ハウス

・大和ハウス工業

・セキスイハイム

・ミサワホーム

・住友林業

・ヘーベルハウス

・パナソニック ホームズ

・トヨタホーム

・三井ホーム

・サンヨーホームズ

・スウェーデンハウス

・一条工務店 

性能の指標となる値の概要説明

今回紹介する性能の指標となる3つの値について概要を説明します。

Q値とは?

Q値とは熱損失係数のことで純粋な住宅の断熱性能を表したものです。数値が小さいほど断熱性能が良いということになります。外壁・床・天井・窓・換気等から逃げる熱の量を計算し、床面積で割った数値です。

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Q値計算方法

現在は改正省エネ基準やZEHの要件はUA値に置き換わっていますが、各部位の断熱性能のバランスを確認することができ、家の性能を図る重要な指標です。

現場ではまだQ値のほうが馴染みがあるという話も聞きます。

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次世代省エネ基準(平成11年度基準)

C値とは?

C値とは住宅の気密性能を表す数値で相当隙間面積のことです。計算方法は建物全体の隙間面積(㎠)を床面積(㎡)で割ります。

我が家のC値は測定の結果、0.578となりました。延床面積が115.9㎡なので67㎠の隙間があるという計算になります。

計算式:67㎠(隙間面積)÷115.9(㎡)=0.578(c値)

気密性はZEHの要件にも入っておらず、平成25年に改定された次世代省エネ基準からも姿を消しており、重要視されていないように感じられますが、実態は断熱性と同等かそれ以上に重要です。いくら断熱材を厚くしても隙間があると全く意味を成しません。気密性あっての断熱性なのです。

UA値とは?

UA値とは外皮平均熱貫流率のことで従来のQ値に置き換わる指標です。従来のQ値では床面積で割った数値のため、床面積が大きいほど低い(良い)数値になり、各住宅会社が公表するQ値もモデルケースがどのようなものかわからないことが多く、指標としては疑問符がつきました。

 

数値が小さいほど省エネルギー性が高いです。外皮の熱損失量を外皮表面積で割った数値です。換気による熱損失は含まれません。外皮表面積とは天井・外壁・床・開口・土間の面積合計となります。

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UA値計算方法

単純に断熱材を厚くする、サッシを複層にする等、各部位の性能(U値・熱貫流率)を上げることで数値を良くすることができます。

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改正省エネ基準(平成25年度基準)

 

Q値、C値、UA値、坪単価一覧表

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※1 Q値、UA値はZEH要件を満たす等の情報から推定で入力している個所があります。

※2 C値は実測値でこの数値よりも良い結果が出る場合も往々にしてあります。ミサワホームはカタログ値で実測だと2以下という情報もあります。

※3 坪単価は施工面積・地域・間取り・仕様によって異なるため参考までに見てください。

 

Q値、C値、UA値を総合的にみて順位付けをすると以下の通りとなります。

1位:一条工務店

2位:スウェーデンハウス

3位:セキスイハイム(グランツーユー)

一条工務店が圧倒的に1位となりましたが、公表されているQ値はモデルケースであるため、実際は若干数値は悪くなると思われます。仮に3割悪化したとしても0.66となりますので良い数値には変わりありません。C値は気密測定の実測値であるため信頼性があります。一条工務店で建てた我が家は0.578でした。これを標準仕様で全国展開しているのでとんでもない会社だなと感じます。

スウェーデンハウスとセキスイハイム(グランツーユー)も全棟気密測定をしていますので信頼性があります。

 

逆にこの3社以外はほとんど非公表となっており、気密測定も実施していません。情報もないことから、有償での気密測定も実施していないと思われます。工法からもそれほど良いC値は期待できないでしょう。C値は工法によってかなり違いが出るのと現場での施工によってもバラつきが出やすいので保証することができないのでしょう。各社高気密・高断熱を謳っていますが、これが実態です。

 

価格面を見ても一条工務店に優位性があり、これだけ見ると一条工務店最強なのではと思われるかもしれませんが、性能と低価格を実現するために間取りの制限が多く、注文住宅なのに自分の思い通りに設計できないことがあり、合わない人には本当に合わない住宅会社と思います。

この制限は工法的な問題もありますが、オリジナルの標準仕様によるものもあります。興味のある方は以下記事を参照ください。

まとめ:大手ハウスメーカー以外の選択肢も

今回は大手ハウスメーカー各社の性能(Q値、C値、UA値)と坪単価をまとめて紹介しました。

 

特に気になったのはほとんどのメーカーがC値を公表せず、気密測定も実施していない実態です。「重要なのは断熱性!気密なんていらない!」という意見を聞くことがありますが、気密性が前提にあっての断熱性です。

いくら断熱材を厚くして高性能サッシをつけても隙間があると冬季においては暖房で暖められた空気が天井から逃げていきますし、冷えた外気が流入して床を這うように伝わり、底冷えする寒さを感じます。また、水蒸気を通すのもやっかいで、夏の湿気った空気が流入しますし、家の中で発生した湿気が壁内や床下に流入してカビさせてしまう原因にもなりかねません。家の耐久性という面からも気密性は非常に重要な要素なのです。

気密性(C値)の重要性については以下記事にてまとめてあります。

 近年では地場の工務店やビルダーでも付加断熱、基礎断熱、桁上断熱等、画期的な工法の出現によって高気密・高断熱を謳う会社が増えています。気密測定も実施してC値を保証してくれる会社もあります。

 

これから住宅会社を選ばれるという方は信頼性があるからといって大手ハウスメーカーばかりに目を向けずに、地場の住宅会社も含めて検討してみては如何かと思います。