こんばんは。Aoiです。
我が家では工夫しながらエアコンを使用して24時間全館冷房(除湿)をして全館適正な温湿度を保たせています。全館相対湿度60%以下にすることでカビ・ダニの発生を抑制して健康で快適な生活を送っています。
しかし、エアコンの位置を工夫することでもっと簡単に、確実に全館冷房できたと思っています。我が家の後悔ポイントです。
今回は過去に戻れるとしたらエアコンの位置をどこにするか?考えてみましたので、紹介したいと思います。
なお、本記事を見る前に以下の記事を見ていただくと繋がりがあってわかりやすいです。
現在の我が家のエアコン設置箇所
赤枠がエアコンの位置です。L字型のLDKで角部に設置しました。というか、空いている壁がなさすぎてこの位置にしか設置する場所がないと考えておりました。(当時は。。)
2階は現在使用していない子供部屋に設置しました。これは住んだ後で取り付けました。
現在のエアコンの位置での問題点
現状はこんな感じで2階の居室につけたエアコンで頑張って全館冷房しています。
1階の間取りは全館冷房に適したものとなっており、LDKと水回りが一体となっており、その中心に階段があり、2階から降りてきた冷房が1階に行き渡りやすいです。
意外と思われるかもしれませんが、一条工務店のような高気密高断熱住宅ではこのようなやり方でも1階まで冷気が届いています。初めて試したときは感動したのを覚えています。(この間取りのおかげかもしれませんが。。)
しかし、日射が厳しいと室温が想定通りに下がりきらなかったり、お風呂や料理をする時間帯は湿度が一時的にかなり上がってしまうので、1階のエアコンを補助的に使っていますが、冷房だと「風が直撃して寒い!」ので、再熱除湿を使用することが多いです。
冷房と違っていったん冷やした空気を暖めなおすため室温を下げずに除湿をすることができる機能
エアコンの位置はどこが最適だったのか?
「エアコンの設置箇所はどこが最適だったのだろうか?」考えてみました。
1階
1階のエアコンはこちらの青枠部分が最適と思います。玄関ホールです。もちろん、収納はとっぱらってリビングに通じる室内扉は基本開けっぱなしにするために「開き戸」ではなく、「引き戸」にします。
この位置では以下のようなメリットがあります。
・風が直接当たらないので快適(冷房病の防止)
・冬季のコールドドラフト対策
玄関ホールは人が常駐する場所ではないので、風を直接食らうということはなくなります。また、冬季は玄関ホールは家で一番冷える場所になります。理由は以下の通りです。
・土間と基礎立ち上がり部分に断熱材がない
・玄関ドアのU値が著しく低い(K1.5最高断熱の玄関ドアでも一条工務店のトリプル樹脂サッシの約半分の性能)
・玄関土間部分に床暖房がない(寒冷地ではあるらしい)
寒さの中心である、玄関ホールを始点に暖めることで、全館均一な室温にすることができます。玄関ホールにエアコンを設置するのはかなり理にかなっているのです。
我が家は全館床暖房で快適なのですが、玄関ホールにエアコンをつけていれば併用して今以上に快適になっていたと思います。
設置イメージはこんな感じです。
2階
2階のエアコンはこちらの青枠部分つけるのが良いのではと思います。階段の吹き抜け部分となります。ここには2連FIX窓がありますが、窓は削除します。
この位置では以下のようなメリットがあります。
・1階と2階をつなぐ階段の吹き抜け部分で吹き出し口が両階を向いているため、両階に冷房が行き届きやすくなる
・吹き抜け部分の上部なので、熱が溜まりやすくサーモオフが起きにくい
設定温度に達してエアコンが稼働停止して送風状態になること。エアコン内部の水蒸気が室内に排出されるため室内の湿度が上がってしまう。これを湿気戻りという。
全館冷房する上で重要なのは除湿を怠らないことです。つまり、エアコンをサーモオフさせないことに繋がります。
設置イメージはこんな感じです。
この位置にあれば、1階のエアコンを稼働させることなく、2階のエアコン1台で完全に全館冷房できたと思います。
問題点はメンテナンスがしにくいということです。階段の踊り場に脚立を設置してメンテナンスする形になると思います。危険も伴うので十分注意が必要になります。
設置費用も高くなると思われます。
まとめ:「当たり前」の設置箇所からの脱却をしよう!
今回はエアコンの位置についての後悔の理由とと最適な位置はどこだったのか?考察した内容について紹介しました。
エアコンは冷房病を防ぐためにも人が常駐しない箇所への設置がおすすめです。あえて居室に取りつけないという考え方もあります。高気密高断熱住宅ではエアコンは居室になくても十分冷房が行き届きます。35坪程度であれば、間取りにもよりますがエアコン1台で全館冷房することが可能となります。
居室につけるのが当たり前の風潮ですが、高気密高断熱住宅では当たり前が当たり前ではなくなることがすごく多いです。
全館冷房に興味のある方は以下のブログをご参照頂きたいと思います。全館冷房のプロの方で私も参考にしています。