こんばんは。Aoiです。
2018年に家を建てて2年以上住みましたが、「ここはこうすればよかった」という後悔ポイントが続出しています。
「もし過去に戻れるとしたら、どのような間取りにするだろう?」と考えて、改善版の間取りを作成してみました。
今更こんなことしても無意味なのですが、、少しでもだれかのお役に立てるかもしれませんし、せっかく作ってしまったので紹介したいと思います。
現在の我が家の間取り
概要は以下の通りです。
・施工面積:115.93㎡(約35坪)
・住宅会社:一条工務店、商品名:i-smartⅡ
・間取り:3LDK+書斎+ランドリールーム
・特徴:一体の間取り(施工面積削減+エアコンでの全館冷房のしやすさ)
間取りは以下の通りです。
問題点
実際に2年以上住んでみて、以下のような問題点、後悔ポイントが出てきています。
①対面式キッチンを採用したが、通路が狭く、キッチン周りに収納も多く手狭で使いにくい
②書斎が寝室に隣接しているため、使用しにくい
③一つ一つの窓が大きすぎたために日射取得による室内への影響が大きい
④LDKは横の寸法を取りすぎたためにバランスが悪い
⑤室内干しオンリーのため、バルコニーは一切使用していない
⑥エアコンが居室にあり、風を直で受けるため寒い
改善案
問題点に対する改善案を考えました。以下の通りとなります。
①壁付けキッチンの採用
②書斎をLDKに隣接して使いやすく
③3か所の窓を小さめのFIX窓に変更
④横の寸法を削って施工面積を減らし、建築費用の削減につなげる
⑤バルコニーの分を隣接するランドリールームに広げる
⑥エアコンは玄関ホールと階段吹き抜け上部に取りつける
なお、これらの問題点と改善案の詳細については以下記事でまとめてあります。こちらを先に見ていただいたほうが話が繋がります。
改善後の間取りを作成してみた
以下の3Dマイホームデザイナーを使用して改善後の間取りを作成してみました。
洗面室のサイズ変更ととキッチンを壁付けにすることで余裕ができて、リビング・ダイニングの4マス分を削除します。総二階建てのため、1階で削除した4マス分は2階部分も削除します。書斎を2階から1階に持ってきたことでずれる形で玄関部分は1マス追加となりました。
合計7マス(3.5帖、1.75坪)の削減となり、一条工務店の坪単価で計算すると約120万円の費用削減となります。この分をより良い家電や家具に回すことで充実した暮らしにできたのではないかと考えています。
玄関部分に屋根がないため、庇が必要となります。
3Dで見てみる
キッチンはL字の壁付けにすることで通路幅に余裕が出来て行き来しやすくなりました。2マスぐらい空いています。後ろのカップボードは家電収納タイプを想定しています。油跳ねや水跳ねも気にならなくなります。
リビング・ダイニングです。若干狭くなりましたが、狭くなったことを感じさせません。バランスの良い広さとなりました。4人家族であれば十分すぎるぐらいです。ダイニングテーブルは伸縮できるものにして来客に対応します。
1帖の書斎です。扉もつけずに開放してあります。ものすごく狭いですが、家族の気配を背後に感じながら作業できるので、居心地が良いと思います。上部にはカウンターを設置してプリンターや本を並べることもできます。最近流行りのテレワークには向いていないかもしれません。仕事となると、籠れる書斎のほうが良いですね。
階段吹き抜け部分に取り付けたエアコンです。この位置にあれば、1階2階ともにこの1台で全館冷房(除湿)出来たと思います。
ランドリールームです。バルコニーがなくなった分、かなり広くなって使いやすくなりました。ちなみに右下角部は第一種換気システムです。一条工務店では設置するのに1マス必要となります。
寝室です。若干狭くなりましたが、寝るだけなので十分です。書斎がなくなった分、収納が増えました。夫婦で完全に分ける形にしました。
最後に
どうでしたか?ものすごくよくなりませんでしたか?あとは過去に戻る方法を模索するだけですね。。
間取りは動線も重要ですが、無駄がなく、バランスと丁度良い広さを考えることも重要です。広ければよいというものではなく、施工面積を抑えれば抑えるほど「コスパの良い家」になります。浮いたお金を他に使うほうが充実した生活になる可能性があります。
また、常識に捉われない考えを持つことも重要です。私のように、当然のように対面式キッチンを採用したり、居室にエアコンをつけるのではなく、自分たちに合った選択をしていただきたいと思います。
本日は以上になります。少しでも参考になりましたら幸いです。