こんばんは。Aoiです。
今年の夏は梅雨が長くて気温もそんなに上がらず冷夏かと思いきや、梅雨が明けてから厳しい暑さが続いていて最高気温を更新する等、異様な夏と言えます。
一昔前の夏と違って、通風や扇風機のみで過ごすということがなかなかできなくて、エアコンを多用する方が多いのではないかと思います。
夏を乗り切るのに必要なエアコン選びは重要です。冷暖房能力や消費電力、自動洗浄機能やIOT等、トレンドは多様化しており、さまざまなチェックポイントがありますが、今回の記事では「再熱除湿」機能付きのエアコンを絶対におすすめする3つの理由について紹介します。
・エアコン選びに悩まれている方
・再熱除湿が初耳で何かよくわからない方
再熱除湿とは?
エアコンの運転モードの一つです。冷房運転は湿度の高い空気を取り込んで冷やして湿度の低いさらさらとした冷えた空気を室内に送り込むのに対して、再熱除湿は冷えた空気を暖めなおして室内に送り込むため室温を下げすぎず、除湿に特化したモードです。
メーカやモデルによっては再熱除湿機能がついていない場合があります。また、除湿モードが再熱除湿ではなく、弱冷房運転(ドライ)モードになっている場合がありますので注意が必要です。
参照:弱冷房除湿と再熱除湿の違いは? | 省エネQ&A | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]
再熱除湿機能付きのエアコンを生産・販売しているメーカーは以下の通りです。
・日立「白くまくん」
・富士通ゼネラル「ノクリア」
・三菱電機「霧ヶ峰」
・コロナ「CSH」
・三菱重工「ビーバーエアコン」
我が家では1階に日立「白くまくん」、2階に富士通「ノクリア」のエアコンを使用しています。
再熱除湿がおすすめの理由
我が家では再熱除湿を多用しています。基本的に2階のエアコンを24時間稼働させて全館冷房(除湿)を行っています。2階のエアコンは低温多湿となる梅雨時期ではほとんど再熱除湿を使用しています。
1階のエアコンは猛暑日で室温が上がりすぎる場合と、お風呂や料理のする時間帯で一時的に湿度が上がってしまう場合に補助的に稼働させています。1階のエアコンは再熱除湿しか使用していません。以下詳細記事となります。
再熱除湿がおすすめの3つの理由を以下に紹介します。
直接風が当たっても寒くない
我が家の1階エアコンの位置は赤枠の箇所となっており、冷房運転ではダイニングに座っていると直接風が当たって非常に寒いです。エアコン冷房の吹き出し口の温度は設定温度の半分程度で著しく低くなっており、部屋の室温をすぐに低下させてくれますが、直接風を受けると冷房病になってしまう懸念があります。
冷房の冷たい風を受けることで寒暖差で自律神経が正常に働かなくなり、体のだるさ、肩こり、頭痛、足腰の冷え、食欲不振、便秘、下痢、不眠等、様々な症状が起こる
対して、再熱除湿機能を使用すると吹き出し口の温度は設定温度とほぼ等しいため、直接風が当たっても寒さを感じることはありません。
再熱除湿は取り込んだ空気を温めて室内に戻すため、「室温下げてくれるの?」と思われるかもしれませんが、冷房やドライ運転より少し時間はかかりますが、設定温度まで下げてくれます。以下に参考例を紹介します。
お風呂や料理をするタイミングで一時的に湿度が上がってしまっている状況です。室温:27.7℃、湿度:58%となっており、室温ももう少し下げたいぐらいです。
エアコンの再熱除湿を稼働させて25分後、室温:25.7℃、湿度56%で少し時間はかかりますが、いい感じに室温・湿度ともに下げてくれています。
さらに1時間後、室温:24.6℃、湿度50%で少し肌寒くなってしまいましたのでエアコン稼働停止しました。
1時間半後、室温:27.1℃、湿度52%でちょうどよい感じです。
梅雨時期等、低温多湿の時期に大活躍
低温多湿となる梅雨時期等ではエアコン冷房を使用してもサーモオフが起こってしまうため、除湿がされません。再熱除湿では除湿に特化していますので、梅雨時期でもしっかりと除湿を行ってくれます。
エアコン冷房運転では設定温度に達すると運転停止して送風モードとなり、これをサーモオフと言う。その際にエアコン内部に溜まった結露水が水蒸気として室内に排出されるため、室内の湿度が上がってしまう。湿気戻りと言われる現象。
特に今年(2020年)の7月はほとんどが雨で今までにない長い梅雨となりました。我が家では24時間稼働させている2階エアコン、補助的に使用している1階エアコンともにほとんど再熱除湿を使用していました。
再熱除湿の電気代は以外と高くない
再熱除湿は取り込んだ空気を暖めて戻すため、暖める分、冷房運転よりも電気代が高くなると言われています。果たしてそれほどの差があるのでしょうか?
こちらは2階エアコンを24時間再熱除湿を使用した電気使用量です。
こちらは2階エアコンを24時間冷房運転(22℃設定、最弱運転)で稼働させた電気使用量です。
あくまで我が家のケースですが、ほとんど遜色ないことがわかります。感覚的な部分も含みますが、差が出ても1~2割程度と思います。
ものすごい差が出る場合は冷房運転時にサーモオフが起こっている可能性があります。サーモオフ状態は扇風機みたいなものなので、電気をほとんど使用しません。
まとめ:エアコンは「再熱除湿」が必須!
今回はエアコンは再熱除湿機能付きのものを絶対におすすめする3つの理由について紹介しました。
個人的には再熱除湿は必須の機能だと思っています。除湿器をかけて洗濯物を乾かすより、再熱除湿を使用したほうが早く乾きます。再熱除湿と冷房をうまく使い分けることで我が家のように全館相対湿度を60%以下にしてカビ・ダニの発生を抑制し健康で快適な生活を送ることが可能となります。再熱除湿がなければ低温多湿な日は除湿が出来なくて家の中でもじめじめとした非常に不快な生活を送ることになってしまいます。
現在トレンドが多様化しているエアコンですが、(特に最近はAI自動化やIOTがトレンド)これからエアコンを選ばれる方は一つ「再熱除湿」を搭載しているエアコンを選定していただきたいと思っています。
本日は以上です。