Aoiのi-smartで快適ライフ

一条工務店『i-smartⅡ』の住み心地や後悔ポイント、高気密高断熱住宅の家づくりのノウハウについて紹介します。

やっぱり「家は性能」!高気密高断熱住宅が必要な理由について

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こんばんは。Aoiです。

隙間だらけの軽量鉄骨住宅(実家)に25年、窓の結露でカビだらけになったアパート生活4年を経て今の一条工務店の家に住んでつくづく感じますが、やっぱり、家は性能だなと。

 

家づくりに求めるものは千差万別、限られる予算の中で取捨選択しながら進めていくものですが、性能を蔑ろにすると後々必ず後悔します

 

今回は住宅において、性能がもっとも重要で捨てることができない項目である理由について紹介します。

 

※ここで言う性能とは「気密性」「断熱性」「耐震性」を指します。

※高性能とはHEAT20 G1以上、耐震等級3をクリアするレベルを指します。

冬は暖かく、ヒートショックを防ぐため

性能の低い家では家の中で上下の温度差が激しく、冬季においては暖房で暖められた空気が天井から抜けていき、冷えた外気が流入して床面付近の温度が低くなり、底冷えする寒さを感じます。暖房で室温が22℃としても、床面の温度が低ければ体感温度は著しく低下します。

 

我が実家がまさにこのような状態で、エアコン暖房をつけているのに、なぜか寒い、設定温度を上げても改善されない、といった状態です。

f:id:eiki207504:20210509175550p:plain高気密高断熱住宅では、天井と床面の温度差がほとんどなく、1度以内に収めることもできます。各居室の室温差もほとんどなく、家中どこにいても快適です。

 

現在の我が家は全館床暖房のため、各居室・お風呂・トレイまで室温差が2度以内に収まっているため、非常に快適です。子供たちも家中走り回って快適そうです。

 

家中の温度差が少ないとヒートショックが起こりにくいという利点もあります。ヒートショックとは暖房で暖められた居室から暖房の効いていないトイレやお風呂などに行った際に温度差で体に大きな負担がかかり、病気の引き金となる現象のことです。心筋梗塞、脳卒中を引き起こし、命にかかわります。

 

このヒートショックですが、実は北海道が一番発生率が低いそうです。北海道の住宅性能が高いことと、家全体を暖房で暖めるというご家庭が多いからです。昔から寒さに対する対策を徹底しているということですね。逆に東北や長野県といった北海道以外の寒冷地ではヒートショックの発生がかなり多いようです。このことからも住宅性能の重要性がわかるかと思います。 

計画換気が効くため、清潔な環境を維持、カビ・ダニの発生を抑制することができるため

シックハウス症候群の対策として、平成15年より建築基準法「ホルムアルデヒドに関する建材、換気設備の規制」によって換気回数0.5回/h以上の機械換気設備(24時間換気システム)の設置が必要となっていますが、気密性が伴っていないと家全体を効率よく換気することができません。ただ設置すればよいと考える住宅会社が非常に多く、注意が必要です。

 

高気密高断熱住宅では計画換気が効率よく効くため、常に清潔な室内環境を維持します。また、湿気を含んだ空気が滞留するといったこともありませんので、カビ・ダニの発生を抑制します。

 

カビ・ダニの発生しやすい時期は夏季ですが、高性能住宅ではエアコン1~2台で容易に全館除湿することができるため、全館湿度を40~50%を維持しますので、カビ・ダニとは無縁です。

 

冬季では窓の結露が懸念されますが、高性能住宅では窓の性能も高いため、結露の発生を抑制するので、この点でもカビ・ダニの発生を抑制して健康的な生活を送ることができます。掃除もすごく楽です。

長寿命で省エネ住宅、地球温暖化防止に寄与するため

性能の低い住宅では壁内結露が発生しやすく、構造躯体が腐食し家の耐久性に影響がでます。高性能住宅では、防湿シートや付加断熱等の施工によって水蒸気の流れをコントロールすることができ、壁内結露が起こりにくいです。一般的に日本の住宅寿命は30年と言われていますが、高気密高断熱住宅では倍以上になると思われます。

 

また、冷暖房費を大きく削減することができます。温暖地で新省エネ基準程度の性能からHEAT20 G1以上の性能となると、冷暖房費を1/2~1/3に抑えることができます。

 

これらの結果から、二酸化炭素排出・化石燃料削減によって地球温暖化防止に繋がります。

最後に

今回は住宅において性能がいかに重要なものか紹介しました。健康で快適で省エネな住宅は何よりも優先させるべきことだと思います。

 

高気密高断熱住宅は使用する材料や施工が煩雑化するためどうしても割高となってしまいますが、冷暖房費の削減や長寿命化によって長期的に見れば十分回収できるポテンシャルを持っています。

 

これから家づくりをされる方は目先のかかる費用に惑わされずに、ぜひ性能面にも考慮していただいて家づくりを進めていただきたいと思います。冒頭にも申しましたが、性能を蔑ろにすると、絶対に後悔します。

 

本日は以上です。

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