こんばんは。Aoiです。
一条工務店ではPanasonic製の天井埋め込み型ナノイー発生機「エアイー」を3個まで無料で取り付けすることができます。このナノイー発生機ですが、特にこだわりなく設計者さんの裁量で決められたかも多いのではないでしょうか？かくいう私もその一人で、設計者さんのお任せで、最初に決められた箇所をそのまま採用しました。
我が家は一条工務店の「i-smart」に住んで7年目になりますが、今回の記事ではナノイーの設置箇所について、どこがよかったのか？最適解を考察してみましたので紹介したいと思います。
天井埋込形ナノイー発生機「エアイー」の概要
一条工務店で無料設置できるナノイーの概要は以下の通りとなります。
メーカ：Panasonic
品名：天井埋込形ナノイー発生機
品番：FY-10S
希望小売価格：26,620円（税抜価格 24,200円）
発売日：2012年04月02日
特長：
・気になるニオイを脱臭
・場所をとらない天井埋込形
・簡単施工
・電源接続部：本体外部速結端子
・適用床面積の目安：１０平方メートル（６畳）/台
・適用天井厚み：９～２８mm
・スイッチ別売：FY-SV05W
注意点：
・本機器は天井専用です。壁面や傾斜した天井へは取り付けないでください。
・火気。油煙の発生するところでは使用できません。
・浴室など、湿気の多いところでは使用できません。
・「ナノイー」はお部屋の空気を利用して発生させるため、温度と湿度によって発生しない場合があります。
・発生条件 室内温度：約５℃～約４０℃（露点温度：約２℃以上）相対湿度：約３０％～約８５％
・「ナノイー」発生時には、微量のオゾンが発生しています。ただし、このオゾンは森林など自然の状態で存在する程度の量で、人体への影響はありません。
・モータは消耗部品です。経年によって騒音値は上昇します。
・ブローイング工法の天井では、使用できません。
特徴は消臭ではなく「脱臭」
「ナノイー」は消臭ではなく、脱臭効果があります。消臭とは悪臭の原因となる成分そのものに働きかけて、「科学的」に臭いを消すという効果に対して、脱臭は悪臭を「物理的」に抜き取って除去または緩和することです。
我が家のナノイー設置場所について
設計者さんお任せになってしまった我が家のナノイー設置箇所は以下間取り図の赤丸の箇所となります。1階玄関ホールに1か所、LDK一体のダイニングに2か所となります。ただ、基本的には常時消している状態にしています。あるときを除いては。。
設置するならどこがよいのか？
ナノイーの脱臭効果を引き出すのであれば悪臭放つ箇所に設置するのが最適解になります。ぱっと思いつくのが、トイレになります。ただ、ここは換気扇が設置されていますので取り付ける意味がありません。続いてキッチンになります。こちらも火を使って調理をする箇所には換気扇がつけられています。このように局所的に発生する異臭の対策でつけられる換気を局所換気と言います。
他に思いつくところとしては、玄関ですが、我が家はここにナノイーを設置していますが、特にナノイーをつけなくても悪臭が気になるということはありません。これは我が家がエアコンでの24時間全館冷房（除湿）を実施しているのと、計画換気で家の空気が約2時間に1回入れ替わっていることが要因と思います。濡れた靴を置いておいても割とすぐに乾いてしまいます。
計画換気では、SA（給気）、RA（排気）の配置関係から計画換気がされない箇所があるように思われますが、一条工務店のような高気密住宅では全館すべて空気が滞留することなく換気が行われるようになっています。（低気密住宅では空気の抜け道が発生することで計画換気が計画通りに行われていないことが往々にしてあります）
現在の建築基準法では、シックハウス症候群の対策として家全体が1時間に0.5回換気できるような機械換気設備の設置が義務付けられています。この法改正が行われた2003年7月以降では一条工務店だけでなく、すべての住宅が計画換気のシステムが入っているということになります。
つまり、基本的にはナノイーの出番はないというのが私の見解です。
では、ナノイーいらないのか？というと必要な箇所があります。それはLDKです。我が家では、よくダイニングテーブルに煙の出にくいと謳っているIHの焼き肉プレートを使用して焼き肉パーティを開催するのですが、確かに煙はほとんど発生しないのですが、臭いが壁やカーテン等についてしまい、翌日も焼き肉の臭いが充満している状況が続いてしまいます。ダイニングには2個のナノイーを設置していますが、普段は消していますが、このタイミングでつけることによって、臭いが消えるのが早くなると感じています。体感、2倍の速さで脱臭されると感じています。（つけないと、2日間ぐらい感じる臭いが、翌日中には気にならなくなるイメージ）食材に火を入れた臭いというのは、空調や換気ではどうしようもなく、このときだけはナノイーに助けられると感じています。
我が家のように換気扇のないところでの焼き肉や鍋、たこ焼きパーティーをするというご家庭にはLDK（ダイニング中心）に取りつけることが大変おすすめだと感じています。
このナノイーは6帖用なのですが、最近の住宅はLDK一体になっていることが多く、そうなると大きさ的にはナノイー3個分の18帖ぐらいの能力があっても良いのではないかと思います。なので、3個すべてLDK（ダイニング中心）に取りつけることをおすすめします。
建材、内装材等から放散されるホルムア ルデヒド等の化学物質、ダニアレルゲンが原因で発症する様々な症状。主な症状としては、頭痛や呼吸器の障害、喉や目の痛み、皮膚炎など多岐に渡る。
まとめ：LDK(ダイニング中心)に設置するのがおすすめ！
今回は一条工務店の「i-smart」に住んで7年目で感じた一条工務店で無料で3個まで採用できるPanasonic製のナノイー発生機「エアイー」の設置箇所についての最適解について私なりの考えを紹介しました。
結論としては、我が家では基本的には、あまり効果を実感できず、常時消している状態にしていますが、換気扇の無いダイニングで焼き肉パーティーをするときだけはつけており、効果を実感していますので、LDKのダイニングを中心に設置することをおすすめしたいと思います。
本日は以上です。
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