こんにちは、Aoiです。
一条工務店の標準仕様は充実しており、「モデルハウスが標準仕様」とよく営業されますね。自社製品限定ではありますが、他社ではオプションになることが多いキッチン等の設備や収納など標準で採用できるというのは同社の強みであり、この点に魅力を感じる方も多いと思います。
今回はそんな充実の標準仕様の中から実際に生活してみて必要なかったと感じたものについて紹介したいと思います。標準仕様だからといって必ずしも採用する必要はないのです。
網戸
一条工務店直営ではオプションになる網戸ですが、地域によってはFCとなり、FCでは標準仕様になる場合があります。我が家もタカノ一条ホームというFC管轄の地域で網戸は標準仕様でした。
網戸というのは通風を重要視する日本の住宅では必須というイメージがあり、標準仕様と聞いたときは嬉しかったのですが、いざ住んでみる窓を開けることがほとんどなく、使っていません。
理由としては以下のように24時間全館空調管理を実施している点です。
・冬場は標準仕様の全館床暖房を24時間稼働
・夏場はエアコンで24時間全館冷房を実施
換気は熱交換換気システム「ロスガード90」にて計画換気を行っているため、窓を開けて換気するということもありません。
「春や秋の中間期は窓を開けるのでは?」と思われるかと思いますが(私もそう思っていました)近年の日本の気候は極端で中間期の期間が異常に短く、冬を越して春になるとすぐに夏のような気候になったり、夏場を過ぎても残暑が厳しく、少し涼しくなったと思ったらすぐに冬のような寒さが到来します。
実際に今年は5月末頃から25度を超える夏日が何日もあるような状態が続き、我が家では5月末頃からエアコン全館冷房を実施しています。床暖房を切ったのが4月末頃だったのでその間1か月ほどしかありませんでした。
↑富山県の2018年5月の気温と天気 参照:富山の過去の天気 2018年5月 - goo天気
丁度今の時期(9月末)は涼しくなってきましたが、雨が多く湿気った外気を取り込むというのはかえって室内を不快にしてしまいます。
特に私の住む富山県は一年を通して雨が多く、年間降水日数は170日ほどで全国3位には入っています。一年の半分は雨(または雪)が降っている状況です。
「弁当を忘れても傘を忘れるな」と言われるほどです。
このような気候のため洗濯物は完全部屋干しです。乾かすために今もエアコン24時間稼働して除湿をしており、窓を開けることはほとんどありません。 エアコン全館冷房に興味のある方は以下の記事をどうぞ。
もう1か月もすると全館床暖房を稼働させることになると思います。全館床暖房は本当に快適で今から楽しみです。冬が楽しみっておかしいですね。
また外気に常にさらされる網戸は土埃や花粉、黄砂等で汚れがつきやすく、掃除するのが手間というデメリットもあります。
網戸はいらなかった標準仕様第1位に君臨すると思います。
※はずしたからといって減額にはならないようです。
キッチンIHヒーターのオイルガード
一条工務店で対面式キッチンを採用した場合、調理時の油跳ねがカウンター側(反対側)に飛ばないようにオイルガードが標準でつきます。
実際に調理していると揚げ物等、油跳ねがひどい場合はオイルガードまでの距離もあり、高さも約27cmとあまりないため、油がオイルガードを飛び越えてしまうことがあります。
逆に油跳ねがあまり気にならない料理の調理中は油がオイルガードまで到達しません。
油跳ねが気になる料理の調理中は以下のレンジガードを必ず使用することにしています。
・シンプルなデザイン
・折り畳みもできるので収納場所に困らない
・フッ素樹脂加工で汚れが落ちやすい
という点がポイントです。
この標準のオイルガードは取り外すことができるのですが、穴が開いているのであまりスマートではありません。
↑オイルガード取付穴
採用しなければ穴は埋められるようです。オイルガードなし、穴もなしのほうがスマートですよね。スマートキッチンという名称なのでスマートにすればよかったと後悔しています。
※オプションでオイルガードをハイタイプにすることもできます。
ナノイー発生器
一条工務店では標準で3か所採用することができるパナソニック製「ナノイー発生器」。効果としては
・タバコ臭
・ペット臭
・調理臭
等の嫌な臭いを脱臭するというものです。HPに書いてある実験ではタバコ臭は8時間後には何の臭いか感知できないぐらいの効果があると書かれています。
参照:天井埋込形ナノイー発生機「エアイー」 | 換気扇 | 空調・換気 | Panasonic
我が家では標準ということでもちろん採用しました。採用箇所は
・DK2か所
・玄関ホール1か所
となります。
しかしながら効果が全く感じられず、DK2か所は完全稼働停止状態が続いています。
一条工務店では計画換気システムを採用しており、臭いがこもることはありません。今まで調理や食事後に臭いがなかなか取れないな、と感じたことはありません。
標準仕様だからといって採用しましたが、使用していないので採用しなくてもよかったなと思っています。
スライドブックシェルフ
一条工務店では数の制限はありますが、以下の3点から標準で採用することができます。
・システムクローゼット
・パントリー
・ブックシェルフ
我が家は35坪で5か所に採用することができました。
そのうちの1か所は2,5帖という狭い書斎にブックシェルフを設置しました。
これが大失敗で狭すぎてすこし椅子を引いたら後ろのブックシェルフに当たるのがすごくストレスになっています。
また実際収納するものがあまりなくて上の画像の通り空箱が保管されているような状態です。下の段はすっからかんでスライドした側の収納もすっからかんです。
これならばブックシェルフは設置せずにカウンター上に壁掛け収納を設置すればよかったと後悔しています。
まとめ:標準仕様だからといって採用する必要はない
今回は一条工務店充実の標準仕様について実際生活していみて使用しなかったため、採用しなければよかったものについて紹介しました。
「標準(無償)で採用できます!」と言われると無理やりにでも採用してしまうのが人間です。
今回言いたいのは標準仕様だからといって必ず採用しなければいけないということはありませんということです。そういった固定概念は捨てるようにしましょう。
実際採用しないほうがスッキリしたり、住みやすくなったりする場合があります。
よく住んでみるイメージをして標準仕様のものについても採用可否を吟味するようにしましょう。
本日は以上になります。