こんばんは。Aoiです。
先日「バルミューダ ザ レンジ」を購入してそのデザイン性と機能性と遊び心に虜になってからそれほどの日ならずして気づいたらずっと気になっていた「バルミューダ ザ トースター」を購入していました。
今回はそんな衝動買いした「バルミューダ ザ トースター」のレビュー記事となります。
バルミューダとは
前回記事でも紹介しましたが、改めて簡単に説明します。
2003年:「有限会社バルミューダデザイン」として寺尾 玄氏によって設立、事業内容はデスク周り製品の開発・販売
2009年:リーマンショック後、方針転換され空調関係の製品をメインに開発をスタート。
2010年:DC扇風機「GreeFan」を発売、大ヒットとなり、倒産の危機を免れる。 2011年:バルミューダ㈱に社名変更。その後もデザイン性の高い空調家電に定評を受け、確固たる地位を築く。その後、キッチン家電の開発を始める。
2015年:「BALMUDA The Toaster」の発売。22,900円(税別)という高額ながら、「感動のトースター」という謳い文句で20万台を超えるヒット商品となる。
その後も「BALMUDA The Pot」(電気ケトル)、BALMUDA The Gohan」(炊飯器)「BALMUDA The Range」(オーブンレンジ)を発売。
受賞歴としては日本のグッドデザイン賞だけでなく、ドイツ法人の会社もあり、ドイツのDesign Awardを数多く受賞しており、世界的にも認められたメーカです。
バルミューダトースターの仕様・外観・機能
本品の仕様・外観・機能について簡単に解説します。
仕様
本体寸法:357mm(幅)× 321mm(奥行き)× 209mm(高さ)
庫内寸法: 274mm(幅)× 204mm(奥行き)× 178mm(高さ)
製品重量: 約4.3kg
電源:AC100V 50Hz/60Hz
定格消費電力:1300W
電源コード長さ:約1m
カラー:ブラック 、ホワイト、グレー
価格:22,900円(税別)
トースター機能のみの製品としてはかなり強気な価格設定です。
外観
我が家はホワイトを選択しました。
デザインのテーマは「モダンクラシック」とのこと。印象はヨーロピアンクラシックでありながら、シンプルさもあり飽きの来ないデザインになっています。
裏面はこんな感じです。
内部はこのようになっています。ヒーターは上下2本あり、壁や蓋裏は熱伝導率の高いアルミ製。上部には給水口があり、下部にあるボイラーからスチームが発生します。フックに網を引っかけることで蓋を開けたときに網が手前に引っ張られて出し入れしやすくなっています。
サイズ感は食パンが2枚焼ける程度で人によっては物足りないサイズと感じられる方もいるようです。
掃除の際に分解する部品は焼き網、ボイラー、パンくずトレイ、給水パイプの4点です。(画像には給水パイプはありません)焼き付いて汚れが取れにくくなりますので、定期的なお手入れが必要です。最低1回/月は掃除しています。
我が家のカップボード上はこんな感じに。以前購入したバルミューダ・レンジとは兄弟のような雰囲気です。
給水用のカップもついています。(5cc)
機能
運転モードは各種パン(4種類)+クラシックモード(170℃、200℃、230℃のオーブンモード)となります。内容は下表の通りです。
焼き時間は以下の通り推奨されています。
・トーストモード:2.5~3.5分
・チーズトーストモード:4~5分
・フランスパンモード:3~4分
・クロワッサンモード:3~4分
冷凍されている場合は1~2分追加することでいい感じに解凍されます。別途解凍するモードがなく、シンプルになっています。
タイマー設定は以下の通りです。
1分、1.5分、2分、2.5分、3分、3.5分、4分、4.5分、5分、6分、7分、8分、9分、10分、15分
バルミューダトースターの注目ポイント
科学的な目線で開発されたスチームテクノロジーと温度制御
バルミューダのトースターはどうすればおいしいトースターが焼けるのかという点をとにかく拘って開発されています。
一つは温度制御。パンの柔らかさと風味がよみがえる60℃前後の温度、表面がきつね色に色づき始める160度前後の温度、焦げ付きが始まる220℃前後の温度、これらの温度帯を考慮して各種パンに最も適したモードを用意されています。1秒単位で温度制御をしているとのことです。
もう一つはスチームテクノロジー。給水口に5ccの水を入れ、ボイラーからスチームを庫内に充填させ、パンの表面に薄い水分の膜を形成することによってパンの中の水分やバター等の油脂成分、香りを閉じ込め焼き上げます。
こうした科学的な目線で徹底的に追求したトースターは驚くほどおいしいパンを焼き上げることができます。
レシピの提供
単に4種類のモードを用意してあとはユーザに任せるだけでなく、各種モードを使用したアレンジレシピをメーカ自ら考案しているのも特徴の一つです。パンだけでなく、グラタンやローストビーフなんかもあり、写真がとんでもなくおいしそうに映っていてチャレンジしたくなります。トースターだけでなく、「バルミューダ ザ レンジ」も同様に数々のレシピを考案されています。
製品ユーザ登録することで新作レシピがメールで届きます。
実際使用してみた感想
トーストモード
レシピの中に合ったバタートーストを試してみました。パンは厚めのヤマザキの5枚切りです。
十字に切り込みを入れてバターを薄く塗ります。
上部の給水口から水を入れます。設定はトーストモードで3分にしました。
30秒経つとスチームが発生してガラスが曇り始めました。
焼き上がりです。最後に真ん中にバターを載せて余熱で溶かします。
バターがいい感じにしみ込んで小麦の風味とともに中に閉じ込められた感じです。外は程よく焦げ付き、中はスチームの効果もあってふんわり仕上がっています。
今までトースターとして使用していたツインバードのレンジとは雲泥の差です。以前は外はパリッと焼き上がりますが、パンの風味や中の食感が全く違います。トースターでここまで変わるのかと驚きました。
食パンの食べ方は多様にありますが、一番パンの味を引き出す食べ方はバターだなということを感じさせてくれました。
うまく写真が取れなかったので公式の写真を貼っておきます。
チーズトーストモード
最近はまっているチーズトーストです。
ピザ用チーズにベーコンを載せてピザ用ソースと黒コショウをかけて焼き上げます。
チーズトーストモードで4.5分です。
チーズがいい感じにとろけてパンに絡み合います。もう少し焦げ目をつけたかったので5分か5.5分ぐらいが良かったかもしれません。
クロワッサンモード
我が家はよくコストコに行くのですが、よくクロワッサンとディナーロールを買って冷凍しています。
クロワッサンモードでは一定の温度で全体を温め続け、最後の一分で表面をカリッと焼くという特徴があり、クロワッサンだけでなく冷凍したディナーロールもこちらのモードで中まで解凍されて表面もパリッとした食感になります。
今まではレンジで解凍して食べていたため、べちゃっとした食感となっていましたが、バルミューダのトースターでは解凍したとは思えないほど中がふわっと仕上がります。
コストコユーザーにもおすすめな一品です。
まとめ
今回は「バルミューダ ザ トースター」の特徴と使用してみた感想について紹介しました。
我が家の朝はほぼ毎日パンです。おいしいパンは世の中にたくさんありますが、それをトーストしたりリベイクするトースターによってパンの味や香り、食感は全く違うものになります。バルミューダのトースターはとにかくおいしいパンを焼き上げるためにはどうすればいいのかということを徹底的に科学的な目線を取り込んで追求した最高のトースターで実際使用してみて違いは歴然と感じました。
トースターの機能だけの製品としては割高と感じてしまい購入に躊躇する過去の自分がいましたが、これは「買い」だと思います。特に我が家のようにパンをほぼ毎日食べるご家庭には大変おすすめです。デザイン性も高いのでインテリアにもなります。
そろそろボーナスの時期ですね。たかがトースター。されどトースター。迷われている方はぜひ購入してみてください。