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一条工務店『i-smartⅡ』の住み心地や後悔ポイント、高気密高断熱住宅の家づくりのノウハウについて紹介します。

【一条工務店】乾燥しない家もある!2シーズン目の我が家の湿度状況について

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こんばんは。Aoiです。

冬季において全館床暖房が装備される一条工務店の家は「乾燥がひどいわ!」「加湿器は必須!!」という話をよく耳にします。我が家が建設中の時に信頼を置いていた棟梁からも「乾燥するから気を付けてね」ということを言われて、入居前に加湿器購入しようと思い、どれにしようか、とネットで夜な夜な調べていました。

 

しかし、「乾燥しない!というお宅も存在することを知り加湿器の購入はSTOPをかけてまずは住んでみて湿度の状況を見てみることにしました。

 

結果として、我が家ではそこまでの乾燥している状態は見受けられなかったため、加湿器なしで1シーズン目の冬を越しました。 

入居間もない頃(1シーズン目)は構造体の木材が水分を持っているため、湿度は高めに出る可能性もあります。

今回の記事は冬季2シーズン目の乾燥具合(湿度)の状況について紹介します。

大前提として:一条工務店支給の温湿度計は湿度が低めに出る

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一条工務店から無償で支給される温湿度計は温度はかなり正確に出ますが、湿度は低めに出ます。我が家の場合は約10%低めに出ています。個体差はありますが、大体このぐらい低めに出る方が多いようです。

なのであまり信頼しないようにしましょう!

こちらの温湿度計「みはりん坊W」は相対湿度だけでなく、絶対湿度を測定出来るものでおすすめです。我が家では外気の測定に1個と室内はLDKと寝室に2個、計3か所に使用しています。

湿度状況は絶対湿度で見よう!目標値について

一般的に湿度を表す指標は相対湿度で表されます。

相対湿度とは

空気中に含むことができる最大の水蒸気量に対しての水蒸気量を%で表しています。この「最大の水蒸気量」は温度によって変わりますので同じ%でも温度が違えば空気中の水蒸気量は違ってきます。

絶対湿度とは

空気中の水蒸気量を1㎥あたりの重量で表します。単位はg/㎥となります。温度が違っても数値は同じになります。

家の湿度状況は相対湿度で見るよりも絶対湿度で見たほうがわかりやすいです。

一般的に湿度は「40%~60%に保ちましょう」とよく言われており、一条工務店のメンテナンスマニュアルにも同様の記載があります。湿度が高すぎても窓の結露を促進してしまいますので40%~50%ぐらいを目指したほうがよさそうです。

我が家は室温22℃を目指して床暖房の温度設定を調整しています。この場合の絶対湿度は7.8g/㎥(相対湿度:40%)~9.7g/㎥(相対湿度:50%)となり、この範囲を目安に湿度を見るようにします。

2シーズン目の我が家の乾燥具合(湿度状況)について

冬季2シーズン目の我が家のLDKと寝室の湿度状況について紹介します。

LDK

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↑こちらは仕事から帰宅したときの状況です。共働きなので平日昼間は誰もいません。生活の中で排出される湿気の影響も受けずにちょうどいい湿度が保たれています。

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↑こちらは丁度料理やお風呂といった時間帯です。湿気の排出がされて室内も10g/㎥を超える湿度となっており、かなり潤ってます。

 

大体平均すると8.5~10.5g/㎥といった感じでまず8gを下回ることはなく、乾燥は感じません。

休日で一日中家にいる場合は常に10gを超えるような湿度になることが多いです。条件によっては11gいくこともあります。

 

寝室

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↑こちらは寝室の状況です。寝室は基本的に就寝しているときにした滞在しないので生活の中で排出される湿気があまりないのですが、乾燥している状況ではありません。

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↑朝起きたタイミングです。3人で寝ているため、人から発せられる湿気の影響で若干湿度が上昇しています。

 

寝室でも同様に8g/㎥を下回るといったことはなく、乾燥は感じられませんでした。

乾燥しない要因について

乾燥しやすいと言われる一条工務店の家ですが、我が家では乾燥を感じられません。その理由について考察します。

富山県は冬季における湿度が全国的にみて高い傾向がある

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このグラフは富山と東京の2019年1月の相対湿度を比較したものになります。

富山・・・平均相対湿度:80.6%、平均気温:3.4℃、平均絶対湿度:5g/㎥

東京・・・平均50.5%、平均気温:5.6℃、平均絶対湿度:3.5g/㎥

平均すると上記のようになっており、湿度にかなりの差があることがわかります。

私の住む富山県では年中雨が多い気候で特に冬季における湿度は高い傾向があります。

 

基本的に調湿機能のないロスガード(換気システム)からは外気の乾燥した空気が家の中に取り込まれて影響が出ます。

 

富山のように冬季における湿度が高いということは家の中に取り込まれる空気もそこまで乾燥していないため、室内が乾燥しにくくなります。生活する中で排出される湿気を加味して丁度いい湿度が保たれます。

 

東京はこれだけ湿度が低いと家の中の湿度もかなり低く出るのではないかと思います。今年は特に雨が少なく乾燥がひどいということをニュースで伝えられているのをよく見ます。

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外気の温湿度状況

廊下のない間取りで生活の中で排出される湿気の影響を受けやすい

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こちらは我が家の1階間取り図です。

料理やお風呂、人の呼気といった生活の中で発せられる湿気があります。この影響は結構大きく絶対湿度1~2g/㎥程度は影響している印象を受けます。

我が家は廊下のない間取りでこの影響が家全体に広がりやすいのではないかと思っています。 

まとめ:加湿器の購入は湿度状況を把握した上で!

今回は冬季2シーズン目の我が家の湿度状況について紹介しました。

結果として乾燥することは感じられず、2シーズン目においても加湿器なしで過ごしています。本当に加湿器購入しなくてよかった!と思ってます。

 

「一条工務店の家は乾燥する!」とよく言われますが、乾燥しない家もあるということをお伝えしたいです。

富山県など、日本海側に位置する地域の方は乾燥はあまり感じられないのではないかと思います。

ただ乾燥する地域の方は家の中も確実に乾燥するものと思います。。

いずれにしても住んでみて湿度の状況を把握してから加湿器の購入に踏み切るというのでも遅くないと思います。

 

加湿器の運用は水くみやお手入れに結構な手間がかかりますし、場所も取りますので使う必要がないのであれば使わないほうが良いですね。加湿しすぎることで窓の結露を誘発してしまう恐れもあります。

 

乾燥がひどい場合は人や家にも悪影響を及ぼしますので加湿器を使用するようにしましょう。特にお子さんは乾燥に敏感なので気を付けるようにしましょう。

 

本日は以上になります。