Aoiのi-smartで快適ライフ

一条工務店『i-smartⅡ』の住み心地や後悔ポイント、高気密高断熱住宅の家づくりのノウハウについて紹介します。

一条工務店の家は乾燥しにくい!3つの理由と乾燥する場合の原因・対策について

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こんばんは。Aoiです。

いよいよ本格的な冬が到来する時期になりました。我が家も冬に備えて全館床暖房を稼働させて、車の冬タイヤへの交換も済ませました。

 

一条工務店の家に住まわれている方で、全館床暖房の影響で「乾燥がひどい!」という意見をたびたび聞きますが、むしろ他のハウスメーカと比べると乾燥しにくい環境だと感じています。

 

我が家は一条工務店「i-smart」に住んで7年目になりますが、今まで乾燥を感じたこともなく、加湿器は使用していません。これは住む地域や家の広さ、家族構成にもよるところがあり一概には言えませんが、一条工務店だから乾燥するというのは違うと思います。

 

今回は一条工務店が他のハウスメーカより乾燥しにくい3つの理由と、一条工務店の家に住んでいて乾燥する原因・対策について紹介します。

一条工務店の家は乾燥しにくい理由

理由①熱交換換気システム「ロスガード90」の効果が発揮されるため

一条工務店で標準採用される熱交換換気システム「ロスガード90」ですが、温度だけでなく、湿度も室内に近い状態で交換してくれます。

 

公式の説明によると、夏場は温度を85%、湿度を80%交換してくれるのに対し、冬場は温度を90%、湿度を82%交換してくれる画期的なシステムです。最大90%の熱交換は世界トップレベルとのことです。

ロスガードのイメージ

この「ロスガード90」によって、一般的な熱交換機能のない換気システムや熱交換率の低い換気システムの家よりも外気の乾燥した空気が入りにくいことで、乾燥にしくい家になっています。また、気密性が高いことで室内の空気が換気システム以外では漏れにくいことも乾燥しにくい要因になっています。

理由②床暖房システムがエアコンよりも乾燥しにくいため

一条工務店の床暖房システムはヒートポンプ式で床下に温水を流して床からの輻射熱で室内を暖めるというものですが、気流が発生しないため、エアコン暖房と比較して乾燥しにくいです。エアコン暖房の場合は気流が発生することで、室内の水分が短時間で奪われて乾燥しやすくなりますし、風が直接肌に当たることで肌の水分も奪われて、短時間でカサカサになります。

 

よく床暖房とエアコン暖房の比較が上がりますが、床暖房はランニングコストが高いことや瞬発力がないことがデメリットとして挙げられますが、室内全体が均一の温かさになることと、乾燥しにくいことがメリットだと感じています。実際に一条工務店の家に6年以上住んでいて冬場は床暖房を常時つけて過ごしていますが、室内の相対湿度が40%を切ったことがありません。

 

以下記事にて冬場全館床暖房稼働中の我が家の湿度状況を紹介しています。

理由③気密性が高く外気の侵入を防ぎ、計画換気されるため

一条工務店の家は日本トップレベルの高気密高断熱住宅を提供しています。特に乾燥において気密性は重要となっており、気密性が低い住宅だと隙間から外気か侵入して乾燥した空気が入り込み室内が乾燥しがちになります。

 

高気密住宅では外気が侵入することはなく、理由①で述べたロスガードによって計画換気がしっかりと行われ、室内が乾燥しにくい状態を保ちます。

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一条工務店の家で乾燥する原因は?

①室温を上げすぎている

一般的に湿度を表す指標として用いられるのが相対湿度で%表記になっていおり、冬場の快適な湿度の目安として言われているのが「40~50%」です。相対湿度とは、温度の空気が含められる水蒸気量(飽和水蒸気量)の上限に対して、どれくらい水蒸気量が含まれているかを示すもので、空気中の水分量が同じでも、温度が高いと相対湿度は低くなります例えば、室温21℃で空気中の水分量(絶対湿度)が9.2g/㎥のときの相対湿度は50%になりますが、室温25℃の場合は40%と低くなります。

 

一条工務店の家は「高気密高断熱×床暖房」という最強の組み合わせで、床暖房の設定温度を上げることで冬でも半袖で過ごせるぐらいのことを割と省エネで出来たりしますが、そうすると相対湿度が下がって乾燥を感じてしまいます。

 

我が家は大体22℃ぐらいになるように設定しています。設定温度をそこまで上げなくても、家全体を極力均一の室温になるように床暖房のエリア毎の設定を調整することで、寒さは感じにくくなります。

②局所換気のしすぎで外気を取り込みすぎている

局所換気とは生活する上で局所的に換気をすることで、例えば、キッチンのレンジフードやトイレ、お風呂場といったところに換気扇が設置されており、局所換気されています。

 

一条工務店の家は「ロスガード90」によって計画換気されていますが、こうした局所換気から室内の空気が外に排出されることで室内の圧力が下がり、差圧換気口から排出された分の外気が取り込まれるわけですが、この外気は熱交換されないそのままの状態で取り込まれるため、冬場は乾燥した空気がそのまま入ってくることになりますので、局所換気を多く使用している場合は室内が乾燥しやすくなります。

 

以下の写真は子供のシステムベッドを購入して搬入したときに、搬入中玄関ドアを20分程度開けっぱなしにされたときの温湿度計の状況です。

外気を取り込み過ぎたときの絶対湿度

絶対湿度が7.6g/㎥となっており、かなり乾燥した状態となっています。外気を取り込みすぎるとこうなるという事例です。

普段の生活では料理中の換気は致し方ないですが、お風呂等は極力換気時間を短くすることが重要です。

③使用している温湿度計の精度が悪い

一条工務店から無償で支給される温湿度計があるのですが、これは温度の精度は高いのですが、湿度の精度は悪く高めに出てしまいます。

 

以下写真は我が家で使用している温湿度計の状態です。左はシチズンの温湿度計で外にセンサーを置くことで外気の温湿度も測れるというものです。真ん中は一条工務店の支給品です。右はA&Dの「みはりん坊」で絶対湿度も測定できる精度の高い温湿度計です。

各温湿度計の誤差

湿度比較すると左から38%、39%、48%と10%程度の差が出ています。左は温度が高く出ていることもあり、相対湿度が低く出ています。

 

使用する温湿度計には注意が必要です。絶対湿度を測定できる「みはりん坊」等を使用することをおすすめします。

 

 

 

最後に

今回は一条工務店の家が乾燥しにくい3つの理由と乾燥する場合の原因・対策について紹介しました。

 

一条工務店「i-smart」に住み始めて7年目のシーズンを迎えていますが、我が家では今まで乾燥を感じたことはなく、相対湿度60%切ることは一度もありませんでいた。よって、加湿器は今まで一度も使用していませんが、冬場は一般的に乾燥する季節というのは間違いありません。

 

一条工務店の家にお住まいで「乾燥がひどい!」と感じられる方は一度環境を見直ししてみて、それでも改善されない場合は加湿器の使用を検討してみてはいかがかなと思います。

 

本日は以上です。

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