こんばんは。Aoiです。
一条工務店「i-smart」に住み始めてもうすぐ2年になります。一条工務店といえばハウスメーカー断トツの高性能(高気密高断熱)を売りにしているメーカーです。よく「過剰性能過ぎる!」という声も聞かれるほどです。
使用するスペック以上の性能を「過剰性能」と言いますが、家に関して言えば過剰性能という言葉は当てはまらないのではないかと思っています。
例えば車と一緒で燃費というのは高ければ高いほど良いものになります。家も同じだと思います。
特に家に関しては買い替えがなかなか効かない高価なものです。一生に一度の買い物とも言われています。
家は経年劣化します。数十年に渡って住む家です。初期性能は良いほど経年劣化の度合いは少なくて済みます。一条ハウスは30年後も現役の性能を発揮すると思います。
今回の記事ではそんな高性能な一条ハウスに住んでみて感じている、性能が良すぎるが故に困っている、悪影響を及ぼしていると感じる点について紹介します。
外の気温が分からなくなる
冬季における一条ハウスでは標準装備の全館床暖房を24時間稼働させます。これが非常に快適過ぎてもう他の家には住めないと思います。私は冬季は3シーズン目に突入していますが、毎回のように思います。
室内が暖かすぎるが故に、外気温に疎くなります。
普通の家だとリビングは暖房で暖かくて、廊下は少し寒くて、玄関はかなり寒くて「外は寒いんだろうなあ。。」と予期できるものですが、一条ハウスではリビングも廊下も玄関もほぼ均一な室温で暖かく、外に出た瞬間、寒さで絶望します。
ゴミ出しに外に行くとか、車に忘れ物したからちょっと外に出る、といったシーンで防寒着着ないで出てしまうことがあるのですが、凍えます。なんだか寒さ耐性も減っているような気がしています。
こちらの商品では室外に子機センサーを設置することで外気温を測定できるものになります。我が家も使用していたのですが、去年壊れてしまいまして再購入するか悩んでいる次第です。。
実家が寒い
これも前項と一緒で冬季における全館床暖房が快適過ぎるが故の事象になります。
私の実家は鉄骨の家で断熱材も薄くて寒いです。その家で20年以上住んでいまして、特段寒いということは感じずに生きてきたのですが、一条ハウスに住み始めてからは「こんなに寒い家だったのか!」と心底感じています。特に足元が寒いです。底冷えする寒さとはこのことか、という感じです。
実家だけではなくて他の家でもどうしても寒いと感じてしまいます。足元の寒さもありますし、どこかしらか冷気の流れを感じてしまいます。
温泉なんかも廊下の寒さにびっくりしますね。我が家はよく温泉に行くのですが、寒さ対策として冬は温泉に長時間つかって芯まで温まります。
日射で暑い
特に春、秋の中間期に言えることなのですが、日射で室内が蓄熱してオーバーヒートしてしまうことが多いです。
一条工務店で検討される方はカタログにも載っているような大きな窓を採用するケースが多いように思われますが、日射対策のことを考えないと後悔することになります。中間期だけでなくて、冬季にも大阪以西の温暖地ではオーバーヒートすることがあるのではないかと思います。
我が家では対策として南側掃き出し窓の外側に日よけシェードをつけて日射を入らないようにしていますが、その他の窓や朝晩の斜めに入る日射は防げずに室温がかなり上がってしまいます。
一条ハウスでは計画換気を推奨しており、自然換気は非推奨で網戸もオプションになっていますが、こういった時期では自然換気で熱を外に逃がすというのもありだと思います。
我が家では除湿も兼ねて5月から10月まではエアコンを使用して乗り切っています。自然換気は窓の配置をよく考えなければいけないのと、虫や花粉等アレルゲンを取り入れる可能性があるので、エアコンで調整するのがおすすめです。電気代も思ったほどかかりません。
音が反響する
高気密過ぎて音が反響しやすいです。我が家はリビング階段なのですが、2階の寝室でドアを閉めていても、1階リビングのテレビ音や足音が聞こえます。神経質な人は眠れないかもしれません。耳栓必須です。
これは予期していたことなので全く後悔していませんが、将来子供たちが良く思わないかもしれませんね。
あとリビングにギターを飾っているのですが、近くでしゃべるとサウンドホールと共鳴することがあります。
最後に
今回は一条工務店「i-smart」に住み始めて2年経って感じている高性能が故に悪影響を及ぼしている点について紹介しました。おそらくほとんどの方が感じているであろうと思われる「一条あるある」なのではないかと思っています。
この記事だけ見ると「一条工務店微妙なのか!?」と感じてしまう方も一部いらっしゃるかもしれませんが、基本的にはメリットのほうが大きくて本当に建ててよかったなと思っていますので、以下の記事も一緒に見ていただければと思います。
本日は以上になります。