こんばんは。Aoiです。
一条工務店「i-smart」の「全館床暖房」での生活を1シーズン過ごしました。非常に快適な生活を送ることができ、下記のようなメリットを感じました。
①他の暖房器具は不要
②基本つけっぱなしなので常に暖かい
③全ての部屋がほぼ均一の温度
④布団が不要
⑤電気代が安い
基本的には大変満足しております。
今回紹介するのは快適過ぎるが故に感じたデメリットについてです。
一条工務店「全館床暖房」の仕様
おさらいになりますが記載しておきます。
温水式暖房パネルを以下の場所以外のほぼすべての生活スペースに敷設されます。
・押入、システムクローゼット等の収納
・玄関ホール土間部分(寒冷地では入る場合もあり)
・システムキッチン、カップボード、トイレ等の住設部分
実際生活してみて感じたデメリット
①意外と暖かいと感じない場所もある
玄関ホールは体感できるぐらいに気温が低く感じます。これは土間部分に床暖房が入っていないため床暖房の範囲が狭いことに加えて玄関ドアの断熱性能が低いためです。またお風呂場においても床暖房が洗い場のみなのと窓がペアガラスのため冷気を感じます。この2か所は床暖房のエリアを分けて設定温度を他よりも高くするという対策をしていましたが、それでも温度差は多少なりとも出てしまいました。
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②涼む場所がない
①で説明した箇所も涼むまでにはいきません。近所に住むセゾン宅の方も同様に感じておられました。 今年は雪の多い厳しい冬となりました。雪かきをする機会が多く、全身を使いますので汗ばみますよね。その状態で家の中に入ると外は極寒でも家の中は南国の温かさなので涼むところがありませんでした。外である程度涼んでから中に入る必要がありますので少し面倒だなと感じました。
③寒さに弱くなる!?
一度快適な床暖房生活を経験すると、実家に行ったときに衝撃の寒さを感じます。昔この家に住んでいたとは思えないほど、寒いです。昔の自分を褒めてやりたくなります。何が寒いかと言うと廊下からの冷気が入ってくることや、部屋の中でも温度差があって特に足元が冷える感じがします。いわゆるコールドドラフトというやつですね。
私の実家は鉄骨住宅で築20年ほどなのですが、鉄骨の冷たさがそのまま伝わるような寒さです。寒冷地では鉄骨はやめたほうが良いと感じさせてくれた家でした。妻の実家は祖父の時代に建てられた古い木造住宅なのでこちらもやはり隙間が多い寒さの厳しい家という印象です。
一条工務店に限らず、一昔前と比べて今の家は性能が格段に上がっていると感じています。
あとよく言われるのが外の気温に疎くなるということ。これも非常に感じており、対策として外気温がわかる温度計を導入しています。一条ユーザ御用達のものです。
④床に物が置けない
床に物を置くと輻射熱が発生しませんので床暖房の効果を得られません。カーペット等の敷物は床暖房対応のものを選ぶ必要があります。お気に入りのものがあっても床暖房対応ではないため敷けない。。ということも考えられます。
我が家では子供のため床暖房対応のジョイントマットを敷いています。
また、ソファーにおいては床置きタイプのものは選べず、足つきのものになります。我が家ではソファーは置かずYogiboのビーズクッションを使用しています。
購入できるものが制限されるというのはデメリットだと感じます。
デメリットとまではいかないけれど精神的につらいこと
①鍋が恋しくない
冬は鍋のおいしい季節。我が家でもよく寒い夜は鍋をつついてビールを飲んでいたものです。特にマルチョウ神戸屋の塩もつ鍋が最高で寒い日はなんとなく「今日は神戸屋でもつ買ってきて鍋にするか!」といったノリがありました。そしてにんにくを入れすぎて次の日とんでもないことになるということもしばしば。
一条ハウスに住んでからというもの鍋が恋しくなくなり、おのずと食べる頻度が減りました。(それでも週1回は食べていましたが。。)
②日本の冬、こたつがいらない
冬はこたつにみかん。こたつに鍋が定番ですね。床暖房がありますのでさすがにこたつはいらいないです。引っ越しの際に売りました。みんなでこたつに入ってご飯を食べてテレビを見てというのが懐かしいです。
日本の冬の定番、こたつが必要ないというのはそれ以上の快適性があるからであって、これはむしろメリットに挙がることなのかもしれませんが、ないと寂しいという一点だけでここに挙げました。
それなら置けばいいじゃないか!と自分でも今思ったのですが、必要ないのに置くほどではないです。。
まとめ
今回は全館床暖房の実際に生活してみて感じたデメリットについて紹介しました。
大体の項目が快適すぎるが故のデメリットとなってしまいましたので、別にデメリットではないでしょうと思われる方もいるかもしれませんね。これでも吟味して書いたつもりです。
まだ1シーズンしか経験していないため、2シーズン目はまた新たな発見ができるかもしれませんので冬が来るのを楽しみに待ちたいと思います。
本日は以上になります。