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一条工務店『i-smartⅡ』35坪の家の住み心地や家づくりのノウハウについて紹介します。

富山県で一戸建て注文住宅を建てる際に必ず抑えておきたい5つのポイント

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こんにちは、Aoiです。

南北に展開する日本では地域によって気候が大きく異なるため、地域に合った家づくりをする必要があります。省エネ基準の地域は8つに分かれています。

また、日本海側と太平洋側では降水量が大きく異なるといった違いもあります。

そのため地域密着型の工務店やビルダーは強いです。大手ハウスメーカーのシェアは3割しかありません。このような業界は住宅業界ぐらいではないでしょうか。

 

今回は私の住む日本海側に位置する厳しい気候の富山県で新築一戸建て注文住宅を建てる際に必ず押さえておきたい5つのポイントについて紹介します。

厳しい冬の寒さ対策のために断熱には拘りたい

富山県は地域区4~5に位置付けられており、冬は厳しい寒さになります。2018年度シーズンは暖冬でしたが、氷点下になることもよくあるため、寒さに強い住宅にする必要があります。

具体的には以下の通りです。

・断熱材はより高性能で厚みを持たせること

・高性能サッシを採用すること

断熱材が薄いと冷暖房費が上がるだけでなく、冬季においては壁や天井面で空気が冷やされて下降気流が発生し、寒さを感じてしまいます。

 

断熱材はウレタン等の発砲プラスチック系の断熱材が性能が良くおすすめですが、シロアリ被害に合いやすいというデメリットがあり、適切な防蟻処理が必要になるので注意が必要です。

在来軸組工法では柱や梁などの間に断熱材を充填する充填断熱が主流となっていますが、熱橋対策で付加断熱することをおすすめします。

熱橋とは

充填断熱では柱や梁の間に断熱材が充填されるが、断熱材がの効力が及ばない柱や梁などが熱を伝える断熱欠損

付加断熱とは

充填断熱の外側にさらに断熱材を付加すること。充填断熱+外張り断熱のイメージ

断熱材の種類、断熱工法は注目するべきポイントです。

 

サッシは家全体から見ると一番熱損失の大きい箇所となります。一般的に普及しているアルミサッシは熱を通しやすいので、樹脂か木製サッシを採用すべきです。北海道では樹脂サッシの普及率が圧倒的です。

窓はアルゴンガスかクリプトンガス入りのペアガラス、できればトリプルガラスを採用したいところです。熱貫流率を表すU値は1以下を目指したいところです。

 

具体的に家全体でどれだけの断熱性能が必要かは難しいところですが、やはりQ1住宅(熱損失を表す指標であるQ値1相当)を目指すべきだと考えます。

 

ちなみに我が家の一条工務店では木造枠組壁工法(2×6)の付加断熱です。 Q値は1以下を確保しています。

結露対策のため気密性(C値)には拘りたい

富山県は雨が多く、年間降水日数TOP5に入っており、1年の約半分は雨が降っています。特に突出しているのが冬季における雨の多さで、一般的に乾燥すると言われる冬場の相対湿度は平均80%にもなります。

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富山と東京の冬季における湿度比較

住宅への影響は大きく、生活の中で排出される水蒸気と合わせて室内の水蒸気はかなりのものになります。その水蒸気が壁内に入り込み、温度差が生じて壁内結露を促進させます。結露によって木材が腐食して家の耐久性に影響を及ぼします。

 

この対策として気密性(C値)を確保して水蒸気を壁内に侵入させないようにする必要があります。また、気密性を上げることで計画換気を効率よくすることができるので、室内に滞留した水蒸気を入れ替えることができます。

断熱性と比べて気密性(C値)は重要視されていない印象を受けますが、特に富山県ではかなり重要視しなければいけない項目です。

日射取得目的での窓は大きく取らないほうが良い

冬季における日射取得を目的に一日中日当たりの良い南側の窓を大きく取るのがセオリーですが、前項でも説明した通り、富山県では冬季に晴れ間が少ないため、日射取得目的で窓は大きく取らないほうが良いです。

日当たりの良い地域であれば「日射取得>熱損失」となりますが、富山県では逆転現象で「日射取得<熱損失」となってしまうのです。

 

以下画像は富山県の2018年12月、2019年1月の過去天気ですが、1日中晴れという日が2か月で6日しかありません。2018年シーズンは太平洋側(東京など)では雨がほとんど降らず、月間降水量は統計開始以来1番少ないとのことでしたが、日本海側に位置する富山県ではそんなことはつゆ知らず、例年通り晴れ間はほとんど見られませんでした。

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富山県の2018年12月の天気

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富山県の2019年1月の天気

出典:お天気データベース

たまに仕事で関東方面に出張に行くのですが、必ず晴れているので心も晴れやかになって羨ましいなと思います。(その分乾燥はひどいですが。。)

景観や解放感といった目的であれば良いと思いますが、日射取得目的で窓を大きく取るのはやめておいたほうが良いです。

 

適切な雪対策を心がける必要あり

富山県は全域豪雪地帯となっており、近年は暖冬で雪が少ないのですが、必ず毎年まとまった雪が何日か降ります。2017年シーズンは日本全域が厳しい寒さでしたが、富山県においても高速道路や国道が閉鎖されて地域によっては通勤できないといった会社が多数発生しました。

 

特に特徴的なのが湿気を含んだ雪が降るのでかなり重量があり、雪かきには大変苦労します。

よって以下のような対策が必要です。

・積雪対応のカーポートを設置

・屋根や太陽光パネルには雪止めを設置

・室外機には高置台や防雪フードを

特に屋根や太陽光パネルには雪止めをつけないと重量のある雪が一気に流れていきます。もし直下に人がいたら命にかかわりますので必ずつけるようにしましょう。

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我が家の太陽光パネルの雪止め

部屋干しを基本に間取りを考えよう

間取りについての考えは十人十色なのであまり口出しするつもりはありませんが、これまで説明してきた通り、1年を通して降水日数の多い富山県では洗濯物を外に干すのはナンセンスですので室内干しを基本として部屋干しスペースを設けることを推奨します。

朝方干していても途中で雨が降ってきて乾かなかったり、急いで取り込むといったストレスからも解放されます。私はアパート時代にはベランダで干していましたが、このようなストレスがあり、ドラム式洗濯機の乾燥機能を毎日使うようになりました。(これはこれで洗濯物がしわしわになってストレスになりましたが。。)

 

夏場はわりと晴れ間は多いのですが、外気はかなり湿気っていますので、空調管理で除湿された室内のほうが乾きが早いです。

我が家では夏場はエアコンで24時間全館冷房で除湿しています。高気密高断熱住宅では省エネで運用することができます。

まとめ:5つのポイントに留意して住宅会社の選定を

今回は富山県で新築一戸建て注文住宅を建てる際に抑えておきたいポイントについて紹介しました。

 

日本海側に位置して山に囲まれている富山県では夏は暑く、冬は厳しい寒さで雪も多く、1年を通して雨が多いという厳しい気候です。今回紹介した5つのポイントを抑えれば快適な生活を送ることができる家を建てることが出来ると考えます。

 

富山県は一戸建ての床面積が全国1位という結果が出ており、広い家に住みたいという方が多いのですが、家は広ければ快適というわけではありません。今回紹介したポイントは予算の兼ね合いも出てくるかと思いますが、床面積を抑えてでも検討していただきたいと思います。

 

これらのポイントに留意して住宅会社を選定していただければと思います。