こんばんは。Aoiです。
「一条工務店って他メーカーと比べて何が良いのだろう」と考えたときにまず浮かんだのは予算が立てやすくて値引きがないところだと思いました。
当初見積と最終見積で差が出てしまい、施主と住宅会社でトラブルになるという話をよく耳にします。これは初回の見積を甘めに出すところが多いのも原因の一つです。
一条工務店ではこのようなことがほとんどないのではと思われます。
今回は一条工務店の見積形態について紹介します。
施工面積で価格が決まっているため予算が立てやすい
一条工務店では施工面積(建坪)と単価をかけて価格を計算するため、建てたいイメージの施工面積(建坪)が大体決まっていれば、おおよその価格をはじき出すことができます。
ちなみに一条工務店の各商品毎の坪単価は大体以下の通りです。35坪程度の想定です。
i-smart:約66万円
i-cube:約64万円
セゾンA:約60万円
グランセゾン:約70万円
施工面積によって単価が若干変わります。広ければ安くなり、狭ければ高くなる傾向です。平屋と2階建てでも変わりますし、地域でも変わります。なので、確実な情報が欲しい方は地元の一条工務店展示場に確認されたほうが良いと思います。
35坪程度であれば、「i-smart」なら総額3,000万円前後になります。
※外構・太陽光発電関連除く
高額オプションを採用したり、土地の状況(地盤改良の有無)、外構次第で開きが出ますが、標準仕様が充実しているので想定外の開きは出ないかと思います。
以下は我が家の費用総額をまとめた記事なので参考にしていただけると幸いです。
ポイントは坪単価で計算される建物本体価格以外にかかる費用を把握することです。そこをしっかり把握しておけば、予算と最終見積の差がほとんどなくなると思います。
基本、値引きがない
一条工務店では通常の値引きが一切なく、紹介割引ぐらいしかありません。
「値引き、あったほうがいいんじゃないの?」と思われるかもですが、値引きするぐらいなら最初から適正価格を出してくれ!と思うわけです。
他のハウスメーカーでは値引きは日常茶飯事で、粘った人が得をして、何も言わない人が損をする世界になっています。こんなのは納得できないですよね。しかも金額が数千万円に対しての値引きなので数百万とかになります。
車とか家電でも同様のことが行われます。が、これは型落ちモデルとか展示品とかいろんなケースがあるのでまだ100歩譲って理解できます。
どの業界でも値引きの限界率というのが定められています。最初から限界の価格を出してほしいです。それでは利益が確保できない!というのなら一定の利益を確保した販売価格を設定してすべての顧客に対して対等の見積を出してほしいと思います。一条工務店のように。
また契約を促すために「今月中に契約したらさらに値引きします!」というセールストークもされるのが癪に障ります。人生で一番高い買い物をしているのに急がせないでほしいです。しかもそんなのウソです。来月も再来月も値引きできます。
一条工務店は紹介割引があるぐらいで通常の値引きは一切ありません。これはすごくいいことですべての住宅会社に広がってほしいなと思います。
紹介割引は展示場に行った後では受けられないため注意!
一度展示場に足を運ぶとその後に紹介してもらっても割引が適用されません。展示場に赴く前に、周りに一条工務店で建てられた方がいないか確認してみるようにしましょう。
予算オーバーを解消する方法
ざっくり計算しても予算オーバーで建てられない。でも一条工務店で建てたい。という方も多いと思います。
予算オーバーを解消する方法で一番効果が高いのは施工面積(建坪)を小さくすることです。
我が家は4人家族で35坪の家なのですが、広すぎたなと思います。家具も大きいものを買いすぎましたし、収納もありすぎで、収納があるからモノが増えていって捨てられなくなってます。。
以下のことを意識すると施工面積を減らせます。
・廊下を極力なくす
・家具は必要最低限の大きさに
・収納は必要な分だけ設置して、上部の空間を有効活用
・吹き抜けは作らない
・壁付けキッチンの採用
間取りをなるべく一体にして施工面積を抑えることで全館空調管理しやすくなりますし、掃除も楽になります。
なぜか「夢のマイホーム!広い家に住みたい!」と思い方が多い印象で(ご両親の意見もあるかもしれません)、そんなに広い家に住んでも初期費用とランニングコスト、掃除の手間、モノが増える危険もあってあまりいいことばかりではない気がします。
「i-smart」などの2×6工法だと総二階建てが基本となるため、1階と2階の関係でなかなかうまくかみ合わないこともあって、間取り決めるのはなかなか難しいです。軸組工法であれば総二階建ての制約がないため、間取りは決めやすいのではないかと思います。一条工務店で言えばセゾンシリーズに該当します。ただし、あまり複雑な外観形状にすると性能が落ちる懸念があります。
一条工務店の坪単価は年々上がってきていて、コストパフォーマンスの魅力が薄れています。少し前までは大手ハウスメーカーの中では一段リーズナブルな価格帯だったのが今では同等程度になっています。
今は軸組工法でも断熱性・気密性の取りやすい工法が出てきています。「どうあがいても一条工務店では予算オーバーになる。。」といった方はそういった工法が得意な地場に根付いている工務店やビルダーを選択するのも良いのではないかと思います。(そういった会社は必ず存在します!)
最後に
今回は一条工務店のメリットである予算の立てやすい見積の形態について紹介しました。
施工面積で価格がある程度決まってしまう見積算出方法と値引きがない点で当初見積と最終見積でそこまでの開きが出ないため、予算が立てやすく、予算は厳守したいというユーザーにとってはすごく良いシステムなのではないかと思います。
本日は以上です。