Aoiのi-smartで快適ライフ

一条工務店『i-smartⅡ』の住み心地や後悔ポイント、高気密高断熱住宅の家づくりのノウハウについて紹介します。

一条工務店は本当にZEHハウス?我が家の6年間のエネルギー収支を確認してみた

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こんばんは。Aoiです。

政府が脱炭素社会を実現するために、2030年頃までにはすべての新築住宅においてZEH基準の性能を適用する指針を出しています。日本はエネルギーを約9割輸入に頼っており、安定供給する目的もあります。現状では目標となっていますが、省エネ基準の改正及び新基準の2025年までの義務化は決まっており、一昔前の基準とはかなり改善されてきています。

 

日本の住宅性能は世界的に見ても低いことで知られていますが、近年では着々と改善に向けての動きが進んでいるように感じます。

 

高気密高断熱住宅を提供するハウスメーカの金字塔である一条工務店ではZEH普及率が業界トップクラスとなっており、我が家もZEH住宅として補助金も貰えています。が、本当にZEHハウスなのか?一条工務店のi-smartに住んで6年目の我が家のエネルギー収支の実態をお伝えしたいと思います。

 

調べる前の間隔的には、地域的に一年を通して日射が少ない地域(富山県)ということと、冬場は全館床暖房、夏場はエアコンでの全館冷房を実施しており、かなり贅沢なエネルギーの使い方をしていながらも、大容量の太陽光発電+超性能住宅で電気の消費量が抑えられて、プラスになっているのではないか?という感覚です。

そもそもZEHハウスとは?

ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で家庭で消費するエネルギーに対して、太陽光発電等で創出するエネルギーの収支を1年間を通してゼロにする家を指します。

 

一条工務店の家はほぼすべて(99%)ZEH基準となっています。基準になっていないのは太陽光発電を搭載していないパターンかと思われます。

実際、我が家のケースではどうなのか?

一条工務店「i-smart」で建てた我が家のケースを紹介します。

我が家のスペック

我が家のスペックは以下の通りとなっています。

住宅会社:一条工務店

商品名:i-smart

住まい:富山県

生活スタイル:夜型

家族構成:4人(夫婦と子供と二人)

建坪:35坪

太陽光発電容量:10.5kw

売電買取方式:余剰電力買取(22.68円/kWh)

屋根方向:0度(南)

屋根勾配:1.5寸

過去6年間の電気消費量と発電量の推移

以下は2018年に住み始めてから2023年までの6年間の太陽光発電量と電気消費量をまとめた表となります。

 発電量
(kWh) 
 消費量
(kWh) 
 エネルギー
収支(kWh) 
エネルギー
収支率
2018 1  7   447   -440  -5918%
2  188   966   -778  -413%
3  1,147   707   440  38%
4  1,258   445   813  65%
5  1,295   385   911  70%
6  1,320   394   925  70%
7  1,561   454   1,106  71%
8  1,272   422   850  67%
9  843   389   454  54%
10  840   363   476  57%
11  707   478   229  32%
12  363   762   -400  -110%
小計  10,801   6,213   4,588  42%
2019 1  394   923   -530  -135%
2  507   762   -255  -50%
3  1,006   658   347  35%
4  1,155   522   634  55%
5  1,769   416   1,353  76%
6  1,188   453   735  62%
7  1,138   537   600  53%
8  1,331   730   601  45%
9  1,029   650   379  37%
10  703   521   182  26%
11  721   585   136  19%
12  477   760   -283  -59%
小計  11,417   7,518   3,899  34%
2020 1  516   814   -299  -58%
2  496   808   -312  -63%
3  1,068   704   364  34%
4  1,177   598   579  49%
5  1,451   461   990  68%
6  1,330   499   831  62%
7  831   650   181  22%
8  1,467   579   888  61%
9  1,038   484   553  53%
10  822   477   345  42%
11  714   566   148  21%
12  302   884   -582  -193%
小計  11,211   7,525   3,686  33%
2021 1  19   1,121   -1,102  -5728%
2  525   891   -366  -70%
3  1,016   729   287  28%
4  1,402   599   803  57%
5  1,232   533   698  57%
6  1,370   660   710  52%
7  1,334   733   601  45%
8  1,147   599   548  48%
9  987   653   334  34%
10  954   607   346  36%
11  721   631   90  12%
12  315   899   -583  -185%
小計  11,021   8,655   2,366  21%
2022 1  64   1,163   -1,100  -1731%
2  163   1,016   -853  -523%
3  964   779   185  19%
4  1,365   564   802  59%
5  1,538   613   925  60%
6  1,394   655   740  53%
7  1,323   725   599  45%
8  1,093   630   463  42%
9  914   545   369  40%
10  887   526   361  41%
11  692   544   148  21%
12  318   924   -606  -191%
小計  10,716   8,684   2,032  19%
2023 1  430   1,023   -593  -138%
2  556   891   -336  -60%
3  1,256   668   589  47%
4  1,201   535   666  55%
5  1,437   587   850  59%
6  1,226   685   541  44%
7  1,394   809   585  42%
8  1,479   782   697  47%
9  930   780   150  16%
10  974   640   334  34%
11  612   672   -61  -10%
12  385   928   -543  -141%
小計  11,879   9,000   2,879  24%
合計  67,045   47,594   19,451  29%

以下は各年の発電量と消費量をグラフ化したものです。

各年の電気発電量と消費量まとめ

各年かなりバラツキがありますが、6年間の平均で29%のプラスとなっています。バラつきの要因としては2020年から家族が増えたことと、2021年あたりからは夏場の猛暑が厳しすぎて、エアコン2台をフル稼働させて全館冷房する日が増えたこと、2023年からは妻が専業主婦になり家にいる時間が増えたことが挙げられます。

 

季節的に見ると、冬場の12~2月は雪が降るのとほとんど日射がない日が続くので終始マイナスとなっていますが、3~11月は基本的に発電量が消費量を上回り収支プラスとなっており、トータルでは約29%のプラスになっているという結果です。

 

ちなみに6年間の平均年間収支+2,879kWhを金額換算すると、65,296円となります。

 

我が家は日射遮蔽が足りておらず、夏場に室内がオーバーヒートしてしまうため、夏季のエアコンの消費量がかなり多くなっており、ここが改善されると収支が更にプラスになると思われます。もっと窓の必要性や大きさを考えたり、外部での日射遮蔽のやり方を検討するべきできした。

使用電気量が一番大きいのは?

以下は我が家の昨年(2023年)の使用電気量の内訳となります。

我が家の2023年の使用電気量の内訳

エコキュートが全体の1/4以上を占めており、一番電気を使用していました。お湯をいかに節約するかが電気代節約に大きく寄与しそうです。2位は床暖房となっていますが、冬場はエコキュートとほぼ同等となります。

まとめ:余裕でプラスエネルギーハウスだった!

今回は一条工務店は本当にZEHハウスなのか?我が家のエネルギー消費量と発電量の収支の実態について紹介しました。

 

収支プラスにはなっているだとうと思っていましたが、6年間平均で29%プラスという満足の行く結果でした。我が家は一年を通して日射が少ない地域で冬季の全館床暖房と夏季のエアコン全館冷房を実施しており、かなり贅沢なエネルギーの使い方をしていますが、これだけプラスになっているのはさすがだなという感想です。

 

これから脱炭素(カーボンニュートラル)の世界に向けて、エネルギーを消費しない住宅というのはもっと加速的に増えていかなければいけないと考えており、一条工務店のような考えの住宅会社が増えていけば良いなと思う今日この頃です。

 

本日は以上です。

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